車のローン購入に保証人は必要?保証人が必要な場合も紹介

更新日:2024.03.19

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  • 車を買う際に保証人は基本必要ない

  • 保証人をつけた方が審査に通るケースはある

  • 保証人や連帯保証人には大きなリスクが伴う

自分の車が欲しい!と思った際、購入の方法としては現金での一括購入かローンを組んで返済していく形があります。

車は安いものではなく、そう簡単に現金一括で買えるものではありません。

ローンでの購入を考えている方も多いかと思いますが、よく聞く「保証人」の文言……、気になりませんか?

実は保証人が必要なケースとそうではないケースがあるのです。

今回は保証人に関する疑問をお持ちの方へ向けて、基本的なところから保証人が必要なパターンまで徹底解説!

ぜひ最後までご覧ください。

カーローンを組むときに保証人は必要?

カーローンを組む際、基本的に保証人をつける必要はありません。

保証人とは、債務者が借入金を返済できない場合に、代わりに返済する責任を負う人のことです。

カーローンの場合も支払いが滞ってしまった際、保証人には主債務者(ローンの利用者)の代わりに支払い義務が生じます。

ローン会社としては確実に徴収ができればよいため、保証人以外の方法で貸した分の回収ができると判断されれば保証人は不要なのです。

なぜ保証人は基本的に必要ないのか

たとえば、ディーラーによる貸し付けの場合。

債務者がローンを完済するまでは購入した車の所有権は債務者(車の購入者)ではなく、ディーラー側にあります。つまり、車が担保としての働きを担っているため、わざわざ保証人をつける必要がないのです。

もちろん、例外はあります。これに関してはまた後ほど説明しますね。

さて、では金融機関系のローンであればどうでしょう。金融機関などのローンでは「保証会社(保証人の役割を持った会社)」の利用を前提にしているところが多いようです。

保証人を立てる代わりに保証会社へ依頼をかけます。契約の際に料金が発生しますが、それを銀行が負担するケースと主債務者が別途支払うケースとに分かれるため、しっかりと確認しておきましょう。

先述のとおり、お金を貸した側としては貸したお金の回収ができればよいのです。

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保証人と連帯保証人は違う

保証人と連帯保証人には大きな違いがあるため、間違えないようにしましょう。

一番の違いは責任の重さです。
保証人にはある程度の権限が認められていますが、連帯保証人にはありません!

連帯保証人が保証人と違う点として、下記の3点が挙げられます。

  • 催告の抗弁権がない
  • 検索の抗弁権がない
  • 全額の返済が必要

催告の抗弁権がない

たとえば、貸金業者が「300万円、きっちり耳揃えて払ってもらいましょうか」とある日突然あなたのところへ来たとしましょう。

あなたが保証人だった場合は「まずは債務者に請求してくださいよ!」という主張ができます。

これが「催告の抗弁権」です。

しかし連帯保証人にはその権利がないため、大人しく支払うしかないのです!

検索の抗弁権がない

主債務者が、ローンの返済ができるほどの財力を持っていながら返済を拒絶した場合。

保証人であれば主債務者に財力があることを理由に、貸金業者に対して「主債務者の財産へ強制執行してください!」と主張することが可能です。

これを「検索の抗弁」と言います。

ちなみに強制執行とは、裁判所での手続きを経て、給付義務を強制的に主債務者へ履行させる手続きのことです。

検索の抗弁権も、連帯保証人は持ち合わせていません。

たとえば、100万円の借金に対して主債務者の口座に60万円あったとしましょう。

保証人であれば「あの人お金持ってるので、その分は強制執行しちゃってください」と主張ができます。
しかし、連帯保証人であれば泣き寝入りすることに……。

全額の返済が必要

保証人が自分以外にも何人かいた場合。支払う金額をその人数分で割ったものを支払えば大丈夫(分別の利益)。

連帯保証人だと、同じ借金に対して何人の連帯保証人がいたとしても支払う金額が分割されることはありません。

1,000万円の借金に対し、5人の保証人がいれば1人あたり200万円の返済で済みます。

しかし、連帯保証人だと分別の利益がないため連帯保証人が5人いたとしても各自に1,000万円の支払いが求められます。
ちなみに、誰かが1000万円を返済した場合は、他の方の返済義務はなくなります。

ドラマなどで「連帯保証人になったばかりに……」という展開がありますが、このような事情があったわけです。

保証人が必要なパターンとは

保証人が必要なパターンとは

ローンを組む場合、基本的に保証人をつける必要はありません。

しかし、先述のとおり例外があります。

  • まだ学生の身分である
  • 収入が少ない
  • 収入が不安定とみなされる
  • 債務状況に問題がある

これらいずれかの条件に当てはまる場合、もしかしたらカーローンに申請する前に保証人をたてておいた方がよいかもしれません。

ローンには審査がありますが、そこでは主に「返済能力があるかどうか」の確認がされます。返済能力がないとみなされやすい条件、または状況がこれらの項目です。

「返済能力がなさそうだ。それなら、この人物にお金を貸しても回収は見込めないな……。でも保証人がついてるから、回収し損なうことはないね」

というふうに、主債務者(になる予定の人)の返済能力をカバーするため保証人が必要なのです。

まだ学生の身分である

学生の場合だと、収入が低い、または安定性に欠けると判断されてしまうかもしれません。

アルバイトで得られる金額だとやはり限界があるでしょう。
また、ローンの審査では金額面以外のところも確認されます。

職歴や、給料の安定性などです。
このあたりも含めて考えると、やはりどうしても学生だと「返済能力が低い」と思われることが多いかもしれません。

そのため、学生の身分であれば保証人をつけた方が多少審査に通りやすくなると考えられます。

収入が少ない

収入が少ない場合、借り手の返済能力が不安定とみなされることがあります。
先ほどの「まだ学生の身分である」の条件と通ずるところがありますね。

ただ「収入が少ない」という言葉は少し語弊があるかもしれません。
実際には、自分が契約しようとしている金額と、自分の収入・年収が見合っていれば収入が少なくてもローンの審査にそのまま通ることも考えられます。

保証人がいると収入の少なさ(返済額との釣り合いの取れなさ)を補完することができます。

保証人の収入や信用情報が十分に良好であれば、主債務者の収入が少なくても融資が受けられる可能性が高まるでしょう。

収入が不安定とみなされる

審査の際、収入面で確認されるのは金額だけではありません。

その収入(一般的には給与が多いでしょう)が安定して得られるものなのか、という判断がなされているのです。

たとえば、派遣労働やフリーランスといった不安定な雇用形態で働いている場合、借り手の収入が不安定と判断されるケースも

審査においては収入の安定性が主債務者の返済能力に直結すると考えられます。

これが保証人をつけた方がいいかもしれないパターンの3つ目です。

債務状況に問題がある

申し込みをした時点で多額のローンがあると審査に通らない可能性があります。

多額のローンを抱えている場合、月々の返済に追われてしまうケースが少なくありません。なので、リース会社に「きちんと利用料を支払ってくれるのか?」と疑問を抱かれてしまうのです。

なお、支払いを滞納している・遅延の履歴があるといった場合は、さらに審査が通りにくくなってしまうため注意が必要です。

こういった状況のカバー、補完をしてくれる(かもしれない)役割が保証人です。
自分1人では信頼が薄くて通らなかった審査も、保証人がいたことで通過するという可能性は大いに考えられます。

ローンの審査ではありませんが、下記の記事ではカーリースの審査についてより詳しく解説しています。
審査内容や審査前に気をつけておくべき点として大きな違いはないため、一度目を通してみることをおすすめします!

保証人は誰に頼むべきか

保証人は誰に頼むべきか

一般的に保証人として選ぶのは、親族です。親族以外に、友人を保証人とできる場合もあります。

両親や兄妹などが親族にあたりますが、もちろん身内であれば誰でもいいというわけではありません。
保証人も同じく収入面などのチェックがされるため、安定した収入などが求められます。

また、保証人を選ぶ際には慎重な判断が必要です。経済的な安定性はもちろん、信頼性も求められます。

ただし、保証人にはリスクが存在することを忘れてはなりません。

保証人にはリスクがある

保証人になることは、一定のリスクが伴います。

前述のとおり、保証人はもし主債務者が債務不履行(借りたお金の支払いができない)となった場合にその責任を代わりに負担しなければなりません。

「でも少しづつ返済していけるんだから、大丈夫でしょう?」

と考える方もいるかもしれませんが、保証人(もしくは連帯保証人)は一括で支払わなければなりません。
それは金額にかかわらず、です。

このようなリスクは、保証人を頼む側はもちろん頼まれる側もしっかりと理解しておかなければなりません。

保証人であればいくつかの権限が行使できます(「催告の抗弁権」「検索の抗弁権」)し、保証人が複数いれば、保証人が支払う金額は人数で割った分に下がります(「分別の利益」)。

しかし“連帯保証人”の場合、これらの権限は一切使用できません。それほど、リスクや責任の重いものなのです。

支払いの目処がお互い立っているのか、などをしっかり把握し、あらゆる可能性について考えておきましょう。

保証人なしで車を買う方法も考えよう

保証人なしで車を買う方法も考えよう

おさらいになりますが、車をローンで購入する際、基本的に保証人は必要ありません。

保証人をたてなければならないときは、契約者の返済能力に対して不安がある場合、またはなんらかの事情により審査会社から「信頼性が低い」と判断されかねない場合です。

つまり逆を言えば、自身の信頼を少しでも高めておくことで、保証人をつけずに車をローンで購入することができる、というわけです。(それか、現金で一括購入することも選択肢として挙げられるでしょう)

では、自分の信頼を上げておくために何ができるのでしょうか?

保証人がいなくても審査に通りやすくするため、事前に確認しておくべきポイントは5つです。

  • ローンの滞納がある場合はすぐに清算しておく
  • ほかのローンの返済額を下げ
  • 信用情報を確認する
  • 収入の安定性を示す書類などを用意しておく
  • 審査前の転職を避ける

ローンの滞納がある場合はすぐに清算しておく

まずは自分の債務状況を確認して、できる限り滞納がない状態にしておきましょう。
「滞納」は、たとえばクレジットカードの支払い遅延や携帯電話料金、税金の未納などのことです。

ローンの審査を申し込む前に、自身の支払い状況を確認しましょう。未払いのものがあった場合は清算してから、申し込むことをおすすめします!

ほかのローンの返済額を下げる

カードローンなどの借り入れがあった場合、審査に影響します。

ローンの審査では「年収に対して返済金額がどれくらいの割合か」を確認します。この確認には申請時点での借入状況も含まれているのです。

また、自分では意識していなくても借り入れの状態になっているときがあるため要注意です。

高額なスマートフォンなどを購入し、その支払いが月賦となっていると自分では借り入れしているつもりはなくても、金額的に借入上限を超えてしまっていた……、という例も少なくありません。

もし銀行や消費者金融からの借り入れがある場合は事前にできる限り返済をしておき、年間の返済額を下げておくのがポイント!

完済はできなくても、繰り上げ返済で少しでも返済額を下げておきましょう。

信用情報を確認する

ローンの審査を申し込む前に、自分の信用情報を確認しておきましょう。

信用情報とは、過去の債務歴や借り入れ状況などのことです。

JICC(株式会社日本信用情報機構)やCIC(株式会社シー・アイ・シー)などの信用情報機関に登録されています。

過去に自己破産をしていたり任意整理を行ったという記録が信用情報機関に残っている期間の間は、審査に通りづらいことを覚えておきましょう。

収入の安定性を示す書類などを用意しておく

個人事業主などはその働き方の特性上、「安定した」収入があると判断されないことがあります。

しかし、収入の安定性を不安視されがちな雇用形態であっても、長期的な契約書など、今後も安定して収入が得られる可能性を示す書類などがあれば、審査の際に考慮されることもあります。

また、同じ事業を何年も続けていて収入が安定しているというパターンも、審査において考慮される可能性が高い項目なので、証明できる書類などがあれば準備しておきましょう!

審査前の転職を避ける

審査において、勤続年数も収入の安定性を示すためのひとつの指針として扱われています。

転職してまだ日が浅い場合、その職場に留まるかどうかもわからないため「収入の安定性に欠ける」とみなされる可能性があるのです……。審査前の転職は、なるべく避けた方が無難でしょう。

一般的に3年以上、短くても1年の勤続年数が基準としていわれる数字ですが、あくまでもこれらは目安です。

審査は勤続年数だけでなく、ほかの要素も統合して判断します。そのため、勤続年数が1年未満だからといって必ず審査に落ちる……というわけではありません。

保証人なしのローンが組めない場合は中古車も検討するといい

保証人なしのローンが組めない場合は中古車も検討するといい

「リスクが大きいから、ほかの人に保証人を頼むわけにはいかない」

など、さまざまな理由で保証人をつけたくない人も中にはいるでしょう。

そんなときは、中古車の購入を検討することをおすすめします。

中古車市場では新車に比べて価格が抑えられており、ローンの審査基準も柔軟な場合があります。

中古車であっても安全性や品質に問題がないことを確認し、予算やニーズに合わせて選択肢を広げていきましょう!

安く品質の良い中古車をお探しならポチモへ

安く品質の良い中古車をお探しならポチモへ

中古車の購入以外におすすめなのは「カーリース」です。

頭金などの初期費用が不要で、毎月定額の支払いのみ。見通しが立てやすく、そのため毎月の支払いに大きな負担を与えません。

なかでもおすすめなカーリースは、出光興産(株)による「ポチモ」です。ポチモは中古車リースを提供しているので、予算に合わせて選択が可能です。

ポチモの中古車リースは、特に高品質・安価を強みとしているためとてもおすすめ!

そもそもカーリースとは

カーリースとは、リース会社が購入した車を、契約者が希望する期間貸し出すサービスです。期間中、契約者は定額のリース料を支払います。

貸し出される期間は契約によって違います。基本的に2〜3年を最短契約期間とするところが多い印象です。しかし、サービスによっては1年や1ヶ月というとても短い契約期間をラインアップしているところも。

8年や11年など、長期的な利用もできるため、個人の利用目的に合わせて契約期間を選びやすいといえるでしょう。

中古車リースについては下記コラムをぜひご覧ください。

おすすめの中古車カーリース「ポチモ」とは

ポチモの中古車カーリースの特徴として下記が挙げられます。

  • 契約期間中のガソリン値引き(最大7円/L)
  • 全車両に保証が1年付いている
  • 全車両車検を実施した上でご納車
  • 走行距離の制限がない
  • 契約満了時に必ず車をもらえる(残価なし)
  • 契約満了時に車を返却するとキャッシュバックあり(条件あり)
  • 家にいながら手続きが完了&自宅まで納車してくれる
  • 独自の基準をクリアした高品質な車のみを掲載
  • リーズナブルな価格
  • メンテナンスも受けられる(条件あり)

保証人がいなくても必ず審査に通る、というわけではありませんが、ポチモは総額が良心的なものが多く展示してあり、かつ一回一回の支払い金額が比較的安価と言えます。

そのため自身の収入との折り合いをつけやすく、結果として保証人をつけずとも車を手にすることができるかもしれません。

\業界最安水準/

まとめ

まとめ

車をローンで購入する際、基本的に保証人は必要ありません。契約者の収入状況や債務状況などによっては、保証人をつけた方が審査に通りやすい可能性も考えられます。

しかし、保証人または連帯保証人には大きな責任やリスクが伴います。「保証人になってもらおう」と、決して安易に提案するものではありません。

保証人をつけなくてもローンの審査に通れるよう、審査の前にほかのローンの滞納をなくしておいたり、返済額を少しでも少なくしたりなど、できる限りのことはしてみましょう。

また、保証人なしのローンが組めない場合は中古車の購入またはカーリースの検討がおすすめです。
新車を購入・リースするよりも中古車であれば支払い金額が比較的安価になります。

中古車カーリースを検討する方へは、中でもポチモという中古車カーリースがおすすめです。

運営元が出光興産(株)であるという安心感に加え、さまざまな特長があるため、カーリース初心者でも安心して利用できるでしょう。

この記事の監修者

この記事の監修者 | ファイナンシャルプランナー | 柚木 康之 ゆずき やすゆき

Coco.Life株式会社取締役副社長
ファイナンシャルプランナー
保有資格:CFP®︎/1級FP技能士、証券外務員資格第一種

柚木 康之ゆずき やすゆき

食品メーカーから外資系金融会社に転身後、ファイナンシャルプランナー(FP)として独立。2008年5月には熊本県でCFP®認定者(日本FP協会上級資格)第一号となり、現在は来店型FPショップで地域密着型の活動を続けている。「ひたすら、皆さまの満足のために」をモットーに、“家計のホームドクター“として、年間300人以上のお客様へ「お金」に関するアドバイスを行っている。

よくあるご質問

ポチモでは、個人信用情報をもとに出光クレジット(株)独自の基準で審査を行います。

個人信用情報をもとに、出光クレジット(株)独自の基準で審査を行っています。審査が通るか否かについては、お申し込みいただいた結果によるため回答いたしかねます。ご了承ください。

80歳以下の方でしたら、審査が必要ですが、契約は可能です。ご契約の可否については審査後にご連絡いたします。