ダイハツ ウェイク生産終了の理由と後悔しない選び方

更新日:2025.06.27

タイトル画像:ダイハツ ウェイク生産終了の理由と後悔しない選び方

タフな見た目と広々とした室内空間で注目を集めた軽自動車「ダイハツ ウェイク」。

アウトドアや車中泊にぴったりなモデルとしても人気を集めましたが、現在は新車の生産が終了しています。では、なぜそのような決断に至ったのか。

そして、今からウェイクを選ぶ際に後悔しないためには、どんなポイントを押さえておくべきなのでしょうか。背景を丁寧にひもときながら、車選びの参考になる情報をお届けします。

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  • 生産終了の背景には燃費や安全性能の課題がある

  • 独特なデザインや高い車高が賛否を生んだ

  • 中古車市場では今も高い人気と評価がある

ウェイクはなぜ生産終了したのか

2014年に登場したダイハツ ウェイクは、その個性的なデザインと圧倒的な室内空間で話題となりました。

しかし、一定のファン層を獲得した一方で、市場の変化に伴い徐々に販売台数が減少していきます。ここでは、生産終了に至った背景を具体的に見ていきましょう。

安全性能や燃費の競争力が不足していたため

軽自動車市場では、年々安全性能や燃費性能の向上が求められるようになっています。ウェイクも複数回にわたり改良が重ねられましたが、ライバル車と比較すると、最新の衝突被害軽減ブレーキや燃費技術の面でやや見劣りする部分がありました。

とくに低燃費を重視するユーザーにとっては、ガソリン代の負担を考えると選択肢から外れてしまうことも。安全性についても、先進装備が標準化される中で、ウェイクはやや時代に取り残された印象を受けたかもしれません。

好みが分かれるデザインでユーザー層が限定された

ウェイク最大の特徴のひとつが、その独特な外観です。

スクエアで無骨なシルエットはアウトドアユーザーから支持される一方、一般的なファミリーユースにはやや不向きと受け止められることもありました。

このように、特定の好みに訴えるデザインは、コアなファンを生む一方で、購入層の幅を狭める要因にもなり得ます。市場全体のニーズとマッチしづらくなったことも、生産終了の一因となったようです。

高い車高が走行安定性に影響を及ぼした

ウェイクの車高は1,835mmと、軽自動車としては非常に高め。この設計によって室内空間が広く確保されている反面、重心が高くなることで横風やカーブでのふらつきといった不安定さが指摘されることもありました。

もちろん、ダイハツはサスペンションのチューニングやボディ剛性の確保に努めてきましたが、背の低い軽ハイトワゴンと比べると走行安定性では不利な面も否めません。これもまた、販売低迷の一因につながっていたと考えられます。

ダイハツ ウェイクの特徴と魅力

多くの軽自動車が「コンパクトで扱いやすい」ことに重点を置く中で、ウェイクはその真逆とも言えるアプローチで注目を集めました。

ユニークな構造と使い勝手の良さが、多様なライフスタイルにマッチした一台でもあります。

他にない全高と広大な室内空間

ウェイクの最大の特徴は、1,835mmという全高の高さから生まれる室内空間の広さです。大人が立ったまま着替えができるほどの天井高があり、車内に閉塞感を感じにくいという声も。荷物を積むだけでなく、子どもの着替えやペットのケアといった用途にも活躍します。

特に、日常使いのなかで「あと少し高さがあれば」と感じたことがある方にとって、この空間のゆとりは魅力的かもしれません。

ミニバン並みの積載力とアウトドア適性

見た目は軽自動車でも、使い勝手はまるでミニバン。リアシートを倒せば、長さのあるキャンプ用品やスポーツ用具もすっきりと収納できます。

リアゲートも大きく開くため、荷物の出し入れがスムーズなのもポイントです。

また、車内での着替えや仮眠がしやすいことから、アウトドアや釣り、サイクリングなど、趣味の活動に使いたいというユーザーにとっては、理想に近いパッケージとなっていました。

車中泊や趣味利用にぴったりな構造

シートアレンジによってフルフラットに近いレイアウトが可能なウェイクは、ちょっとした車中泊にも適しています。実際に、布団を敷いて一晩を過ごしたというユーザーの体験談も少なくありません。

大きな車を持つのは難しいけれど、趣味の時間を楽しみたい。そんな願いを、軽自動車サイズでかなえてくれるウェイクの存在は、まさに“ちょうどいい”選択肢だったのかもしれません。

ウェイクは本当に危ないのか?気になるポイント

ウェイクに関しては「危ないのでは?」という声がネット上で話題になることもあります。ここでは、その背景と具体的な懸念点について整理してみましょう。

横風やカーブでのロールの影響

車高が高く重心が上にある構造のため、横風の影響を受けやすいという特性があります。また、カーブでのロール(車体の傾き)が大きくなりやすく、安定感に欠けると感じる方も。

とくに高速道路や橋の上など風の強い場所では注意が必要です。ただしこれはウェイクに限らず、同様のボディ形状をもつ車に共通する課題でもあります。

軽自動車ゆえの剛性や耐久性の不安

「軽は壊れやすい」というイメージは根強くありますが、近年の軽自動車は設計や素材の進化により耐久性が向上しています。ただし、ウェイクは大柄なボディに対してエンジン出力が控えめなため、走行時のストレスや車体への負担が気になる方もいるかもしれません。

また、日常的なメンテナンスを怠ると、たとえ頑丈な車でも不具合が起きやすくなります。定期点検を欠かさないことが、安全と快適さを保つポイントです。

過去のリコールが与える印象

ウェイクも過去にはリコール対応を経験しています。これが「壊れやすい」という印象を与える要因になっている可能性も。ただし、リコール=欠陥車というわけではなく、未然に不具合を防ぐための対応です。

しっかりと整備が行われている中古車であれば、リスクを過度に心配する必要はないでしょう。

後悔している人の意見とその実情

中古市場でも一定の人気を誇るウェイクですが、なかには「買って後悔した」と感じた方の声もあります。その理由を掘り下げつつ、実際の使用感についても見ていきましょう。

走行安定性や乗り心地に不満の声

前述のとおり、高い車高による走行安定性の弱さは実際に使ってみないとわかりにくい部分です。また、サスペンションの硬さや路面の振動を拾いやすいという点で、乗り心地に満足できなかったという意見も見受けられます。

長距離運転や高速走行を頻繁に行う方にとっては、これらの要素がネックとなるかもしれません。

デザイン・小回り・燃費性能が課題に

無骨な見た目は「かわいくない」「街乗りには向かない」と感じる人も。さらに、ボディサイズが大きいため、狭い路地や駐車場では取り回しに苦労することがあります。

加えて、軽自動車としては燃費が物足りないという声も多く、「燃費重視で選ぶなら他の車種のほうが良かった」と振り返る方も少なくないようです。

一方で「買ってよかった」という声も根強い

すべてのユーザーが後悔しているわけではありません。むしろ「広くて快適」「趣味にぴったり」「他にはない存在感」といった好意的な評価も根強くあります。

とくに車中泊やアウトドアなど明確な使い道がある場合、ウェイクは非常に頼もしい相棒となるでしょう。目的に合わせた車選びの重要性を改めて感じさせてくれる一例です。

ウェイクのおすすめグレードと選び方

中古で検討する際には、装備や走行性能のバランスも考慮したいところ。ここでは、ウェイク選びで注目したいポイントを紹介します。

街乗り中心ならターボ車が快適

自然吸気モデルではやや非力に感じることもあるため、街乗りでも余裕を持って走りたいならターボ車がおすすめです。特に坂道や高速道路では加速の力強さに違いが出ます。

中古車選びでは整備記録簿と走行距離をチェック

中古購入時は、整備履歴がしっかり残っているかを確認しましょう。走行距離も5〜7万km程度を目安にすると、耐久性とのバランスが取りやすいと言えます。

初心者にも扱いやすい装備の充実度

全方位モニターや自動ブレーキ、シートヒーターなど、グレードによっては初心者にもやさしい装備が揃っています。日常使いのしやすさにも注目して選びたいですね。

今ウェイクを買うなら中古が狙い目

すでに新車の生産は終了していますが、魅力的な中古車は今も多く流通しています。ここでは、中古市場におけるウェイクの現状と将来性を見ていきましょう。

中古市場では根強い人気と需要

個性的なデザインや広い室内空間を求めるユーザーからの需要は根強く、今なお一定の人気を誇ります。特にアウトドアユーザーやセカンドカー需要において評価が高い傾向です。

同クラスのライバル車と比較しても優位性あり

スペーシアギアやN-VANと比較しても、車内高や積載力ではウェイクが勝る面もあります。見た目の好みや用途次第で、競合よりも魅力的に映るケースも少なくありません。

今後の流通数減少前に検討したい理由

生産終了から時間が経つにつれて、良質な中古車の数は徐々に減っていきます。状態の良い車両を手に入れるには、早めの検討が吉です。

まとめ

ダイハツ・ウェイクは、そのユニークな形状と広大な室内空間によって、アウトドアや趣味の用途に特化した一台として高く評価されてきました。

しかしながら、安全性能や燃費面での後れ、市場ニーズとのズレなどが影響し、新車での提供はすでに終了しています。

とはいえ、その魅力が色あせたわけではありません。中古車市場では、今もなお多くの支持を集めています。車高の高さや走行安定性に懸念がある点については、試乗や事前確認によって十分に納得してから選ぶことが大切です。

ウェイクは万人向けのクルマではないかもしれません。でも、その「とがり」を楽しめる方にとっては、かけがえのない相棒になる可能性も。

自分のライフスタイルと照らし合わせながら、じっくりと検討してみてください。

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