中古車ローンの金利を徹底解説|損をしない選び方と注意点

更新日:2025.06.20

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中古車を購入する際、多くの方が活用する「オートローン」。
その中でも「金利」の違いは、最終的な支払額に大きな影響を与えます。たとえば、同じ車でも、ローンの金利が1〜2%違うだけで、数万円〜数十万円の差が出ることも。
ですが、「金利ってどうやって調べるの?」「どこでローンを組めばお得なの?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、中古車ローンの金利について基礎から詳しく解説し、損をしないための選び方や交渉のコツをお伝えしていきます。

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  • 中古車ローンの金利は新車よりも高くなる傾向がある理由

  • 金利相場の確認方法と、自分に合ったローンを見つけるコツ

  • 金利を抑えるために押さえておきたい3つのポイント

中古車ローンの金利はなぜ高くなりがち?

中古車のローンを検討していると、「新車より金利が高い」という現実に気づく方も多いかもしれません。では、なぜ中古車ローンは金利が上がりやすいのでしょうか?この章では、その理由を3つの観点から詳しく解説します。

新車ローンとの違い

まず大きな違いとして挙げられるのは、ローンの「リスクの見積もり方」です。新車は購入時点で価値が明確で、一定期間は価値の下落も予測しやすいため、金融機関としても安定した融資対象と考えやすい傾向にあります。

一方で中古車の場合、車両の状態や過去の使用状況、今後のメンテナンス費用など、リスク要素が多くなります。こうした背景から、金融機関はリスクを補うために金利を高めに設定することが一般的なのです。

車両価値とリスクが影響

中古車は、新車と比べて車両価値が下がりやすいものです。万が一、ローンの返済が滞った場合に、担保としての価値が新車よりも低いため、金融機関側のリスクは大きくなります。

また、車両の年式や走行距離、事故歴などによって価値のブレ幅も大きいため、「売却しても残債を回収しきれない」リスクが発生します。そのぶん、金利でカバーする必要が出てくるのです。

ディーラーローンと銀行ローンで金利差が出る理由

もうひとつ注目したいのは、ローンの提供元による違いです。中古車購入の際に案内される「ディーラーローン」は、手続きが簡単でスピーディーに契約できる反面、金利は高めに設定されていることが少なくありません。

一方、「銀行系ローン」は、審査がやや厳しく、書類の準備なども必要になりますが、その分金利は抑えられる傾向にあります。ディーラーと提携していない独立したローンであるため、販売価格とは無関係に設定されることが多いのです。

このように、中古車ローンの金利が高くなるのは「リスク」と「融資方法」の両面が大きく関係しています。ローン選びの際は、金利の高さの背景も意識しておくと、より納得のいく選択ができるはずです。

中古車ローンの金利相場と比較方法

ローンを組む前に、まず知っておきたいのが「金利相場」。現在の市場では、中古車ローンの金利がどの程度なのか、そしてその金利をどう比較すれば良いのかを理解することが、後悔のない購入につながります。この章では、相場感とあわせて、注意すべき比較ポイントもお伝えします。

一般的な金利相場は?(2025年最新)

中古車ローンの金利は、提供元によって大きく異なりますが、2025年現在の相場は以下のような傾向があります。

  • ディーラーローン:年率4.0%〜8.0%程度
  • 銀行系オートローン:年率1.0%〜4.0%程度
  • 信販会社や消費者金融系ローン:年率3.0%〜18.0%程度

同じ「中古車」を買うにしても、どこでローンを組むかによって、支払う総額は大きく変わります。金利が1%違うだけでも、数年の返済期間では数万円単位の差になることも。まずは、複数のローンの金利を比較することから始めましょう。

比較すべきは「実質年率」

金利を比較する際、表面金利(単に「年利○%」と書かれているもの)ではなく、「実質年率」を見ることが大切です。実質年率とは、金利に加えて手数料や諸費用など、ローンにかかる全体のコストを含んだ数値のこと。

たとえば、表面的には「金利2.9%」と記載されていても、実際には保証料や事務手数料が上乗せされていて、支払い総額が増えてしまうケースもあります。実質年率は、それらすべてを含んだ「最終的なコスト」を示すものなので、ローンを選ぶうえではこの数字を必ず確認しましょう。

金利以外にかかる費用もチェック

ローンの総費用を正確に把握するためには、金利以外の諸費用も確認する必要があります。たとえば以下のような費用です。

  • 事務手数料
  • 保証料(保証会社を通す場合)
  • 繰り上げ返済時の手数料
  • ローン契約時の印紙代

こうした費用は、ローン契約時にまとめて説明されることが多いですが、販売店によっては十分に説明されないケースもあります。不明な点がある場合は、遠慮せずに細かく確認しておくことが安心につながります。

中古車ローンの金利を比較する際は、「単に数字を比べるだけ」では不十分です。実質年率を確認し、諸費用も含めた総支払額をもとに、最も納得できるローンを選ぶようにしましょう。

金利を抑えるためのポイント

中古車ローンの金利は「選び方」と「準備の仕方」によって、大きく差が出てきます。ただ提示された条件でそのまま契約するのではなく、少しの工夫や対策で、金利を引き下げることができる場合も。ここでは、金利をなるべく低く抑えるために意識しておきたい3つのポイントを紹介します。

頭金を多めに用意する

ローンの金利を下げるうえで、頭金の額は重要な要素になります。頭金を多く入れるということは、借入額が少なくなるということ。それにより、貸す側としてもリスクが軽減されるため、金利条件が良くなる可能性があります。

たとえば、200万円の中古車に対して50万円の頭金を入れるのと、ゼロ円でローンを組むのとでは、審査の印象も変わってきます。可能であれば、購入前に少しでも貯金を増やして、頭金に充てる工夫をしてみましょう。

信用情報を整えておく

ローン審査では、申し込み者の信用情報が重要視されます。これには、過去のクレジットカード利用履歴や、ローンの返済実績などが含まれます。返済遅延や債務整理の履歴があると、金利が高く設定される、あるいは審査自体に通らないこともあります。

審査の前には、自分の信用情報に問題がないかをチェックしておくことが大切です。CICやJICCなどの信用情報機関で、自分の履歴を取り寄せることもできます。万が一、不備や古い情報が残っている場合は、早めに修正手続きを行いましょう。

銀行系ローンやネット銀行も視野に

ディーラーから紹介されるローンだけでなく、銀行やネット銀行のオートローンも選択肢に加えてみましょう。これらは、低金利で提供されていることが多く、審査が厳しい反面、条件が整っていれば非常に有利です。

最近では、ネット銀行を中心に年利2%台のオートローンも増えており、オンラインで申し込みから審査まで完了できる手軽さも魅力です。「ローンは販売店ですべて任せるもの」と思い込まず、自分で調べて比較することで、支払い総額を大きく減らせる可能性があります。

少しの手間と事前準備で、金利は確実に下げられる余地があります。無理のない返済と、お得な購入を実現するために、これらのポイントはぜひ押さえておきたいですね。

ローンを選ぶ際の注意点

中古車ローンは「金利が低いものを選べばいい」と単純に決められるものではありません。支払いの計画や生活とのバランスも考慮したうえで、総合的に判断することが重要です。この章では、ローン選びで後悔しないために、特に気をつけたい3つのポイントをご紹介します。

月々の返済額と総支払額のバランス

「月々の支払いが安いから安心」と思ってローンを選ぶと、実は総支払額が大きく膨らんでしまっていることがあります。これは、返済期間が長くなることで金利の支払いが増え、その分、トータルでの出費が多くなってしまうからです。

たとえば、月々1万円の返済で済むようにローン期間を7年に設定した場合、金利だけで数十万円を支払うこともあります。逆に、少し月々の負担を増やしてでも短めの期間に設定すれば、支払う金利総額は大幅に減らせます。

返済期間の設定に注意

ローンを組む際には、返済期間の長さが非常に大きな意味を持ちます。中古車は新車と比べて耐用年数が短くなるため、返済期間が長すぎると、車を乗り換える前にローンが残ってしまう可能性もあります。

中古車を購入する際は、「この車にあと何年乗る予定なのか?」を考慮し、ローン期間を設定することが大切です。車の寿命よりも長くローンを組んでしまうと、次の車の購入時にも返済が重なるリスクがあります。

金利交渉の余地がある場合も

意外かもしれませんが、ローンの金利は交渉できる場合もあります。特にディーラーや中古車販売店の提携ローンでは、販売実績やキャンペーンなどに応じて、金利の引き下げに応じてくれるケースがあります。

「他社のローンではもっと低い金利を提示された」と伝えるだけでも、再検討してくれる可能性があります。提示された条件をそのまま受け入れるのではなく、比較材料を揃えたうえで、交渉にチャレンジしてみましょう。

ローン選びは、「目先の金額」だけでなく、「将来の負担」や「生活とのバランス」を見ながら決めていくことが大切です。少しの注意と行動で、大きな差を生むこともあります。

まとめ

中古車ローンの金利は、新車よりも高く設定される傾向があります。これは、中古車特有のリスクや、車両の担保価値の低下が影響しているためです。しかし、その金利は決して一律ではなく、ローンの組み方や選び方によって、抑えることが十分可能です。

本記事では、以下のポイントを中心にお伝えしてきました。

  • 中古車ローンの金利は4〜8%が一般的だが、銀行系ローンでは1〜4%も狙える
  • 比較する際は「実質年率」と「総支払額」をチェックするのが重要
  • 頭金を用意したり信用情報を整えることで、金利を引き下げられる可能性がある

ローンは長く付き合っていくものだからこそ、「どこで借りるか」だけでなく「どう借りるか」も意識して選びましょう。ちょっとした工夫と情報収集で、数十万円の差が出ることもあるのです。

安心して中古車を選び、納得のいくカーライフを送るためにも、金利の知識はしっかりと身につけておきたいですね。

よくあるご質問

収入が少ない場合でも、頭金を多く用意したり、信用情報に問題がなければ、低金利ローンに通る可能性はあります。また、安定した職業に就いている、家族の連帯保証人がいるなど、総合的な条件で審査されるため、収入だけで判断されるわけではありません。

「金利の低さ」を重視するなら銀行ローン、「手軽さやスピード」を優先するならディーラーローンがおすすめです。銀行ローンは審査が厳しめですが、長期的に見ると支払総額が少なく済む傾向にあります。一方で、ディーラーは納車と同時に手続きが完了する点が便利です。状況に応じて選び分けるのがよいでしょう。