10年落ちの中古車って大丈夫?購入前に知っておきたいポイントと注意点

更新日:2025.06.23

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「中古車を買いたいけど、予算的に10年落ちくらいが現実的……でも、そんなに古くて大丈夫なの?」という声はよく耳にします。

たしかに10年落ちと聞くと、故障のリスクや性能面で不安を感じるかもしれません。

しかし、選び方次第ではコストパフォーマンスの高い一台に出会える可能性もあります。

本記事では、10年落ち中古車の購入を検討している方に向けて、メリット・デメリット、チェックすべきポイントなどを丁寧にご紹介します。

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  • 10年落ちの車は見極めが重要

  • 整備記録などの確認はマスト

10年落ちの中古車とは?

中古車市場で「10年落ち」と呼ばれる車は、その名のとおり新車登録からおよそ10年が経過した車を指します。

年式で言えば、2025年現在では2015年前後に販売された車が該当しますね。

見た目や走行距離によってはもっと古く見えたり、逆に「まだまだ新しい」と感じられることもありますが、年式がひとつの目安になっています。

「10年落ち」が意味する年式と価値の変化

一般的に車の価値は、購入してから数年で大きく下がります。

特に初年度〜3年目でガクッと値段が下がるのが特徴です。

その後は緩やかに下がっていき、10年を超えると市場価値が大きく下がる一方で、価格もかなり手ごろになる傾向があります

一方で、「安い=お得」とは限りません。

車の使用状況によって、状態には大きな差があります。

10年経っていても丁寧に乗られてきた車と、過酷な環境で使われてきた車では、その信頼性もまったく異なるため、見極めがとても重要になります

走行距離やメンテナンス状態との関係性

年数だけでなく、走行距離も車の状態を測る上で大切な指標です。

一般的に年間1万km前後が平均とされており、10年落ちなら10万km前後が目安になります

ただし、走行距離が少ないからと言って必ずしも状態が良いとは限りません。

長期間放置されていた車は、エンジンやゴム部品に劣化が生じているケースもあるため注意が必要です。

反対に、定期的なメンテナンスがされていた車は、たとえ距離が多くても状態が良好なことも

つまり「10年落ち」とは単なる年数ではなく、それまでどう扱われてきたかが本質になります。

10年落ち中古車のメリットとデメリット

10年落ちの中古車には、「安いから不安」という印象を持つ方が多いかもしれません。ですが、良い面もたくさんあります。

ただし当然ながら、リスクやデメリットもあるため、両面を理解したうえで判断することが大切です。

価格の安さとコストパフォーマンス

10年落ちの一番の魅力は、何といっても価格の安さです。

新車時に300万円以上していた車でも、10年経てば50〜100万円台で手に入ることも珍しくありません。

中には、軽自動車やコンパクトカーであれば20〜30万円台で購入できるケースもあります

さらに、新車購入時に必要な登録料や諸費用などの初期コストが抑えられるため、総合的に見て非常にコスパが高いと言えます。

「移動手段として割り切って使いたい」「子育てが落ち着くまでのつなぎ」といった目的なら、非常に現実的な選択肢です。

また、10年落ちとはいえ現代の車は性能や安全性が高いため、日常使用には十分なことが多いのもポイントです。

故障リスクと部品劣化の注意点

もちろん、10年落ちには避けられないリスクも存在します。
最大の懸念点は経年劣化による故障リスクの増加です。

特に注意したいのが次のような部分です。

  • ゴム製部品(タイミングベルトやホース類)のひび割れや硬化
  • ブレーキ系統やサスペンションの消耗
  • 電装系トラブル(パワーウィンドウやナビ、ライト類)
  • エアコンや冷却系の機能低下

また、部品の一部はすでにメーカーの製造が終了している場合もあり、修理に時間と費用がかかる可能性もあります

とはいえ、定期的なメンテナンスがされていた車であればリスクはかなり軽減されます。

購入前に「整備記録」がしっかり残っているかを必ず確認するようにしましょう。

10年落ちでも安心して選べる車の特徴

「10年落ち」というと古さばかりが目につきがちですが、実は安心して長く乗れる車もたくさんあります。

では、どういった車が10年経っても信頼できるのでしょうか?

ここでは、選ぶときに注目したい特徴を解説します。

国産車と輸入車の違い

まず検討したいのが「国産車か輸入車か」という選択肢。

10年落ちに限って言えば、国産車のほうが安定感があります。

その理由は以下の通りです。

  • 部品の入手がしやすい:国内に供給体制があるため、修理の際も部品の取り寄せに時間がかからない
  • 維持費が比較的安い:輸入車はオイルやタイヤ、ブレーキなど消耗品の価格が高めになる傾向があります
  • 整備できる工場が多い:町の整備工場でも対応できる国産車は、万が一のトラブルにも強いです

一方、輸入車はデザイン性やステータス性が高いものの、10年を超えると修理費が高騰しがちです。そのため、購入後にかかるコストまでしっかり想定しておく必要があります。

評判の良い車種やモデルの傾向

10年経ってもなお評価されている車種には、いくつか共通点があります。それは「耐久性」「整備性」「流通量の多さ」です。

たとえば、以下のようなモデルは中古車市場でも人気があります。

  • トヨタ・プリウス:ハイブリッド車の代表格。燃費がよく、部品の流通も豊富
  • ホンダ・フィット:コンパクトながら室内広々。整備性も高く、走行性能にも定評あり
  • スズキ・ワゴンR:軽自動車の定番。シンプルな構造で故障リスクが低め
  • 日産・セレナ/トヨタ・ノア:ファミリーカーとして人気。10年落ちでも装備が充実している場合も

これらの車は販売台数が多く、中古パーツも豊富なため、メンテナンスコストを抑えやすいのが特徴です。

もちろん、購入前には年式や走行距離だけでなく、どのような使われ方をしてきたか(ワンオーナーかどうかなど)も大切な判断材料になります。

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購入前に確認しておくべきポイント

10年落ちの中古車は、しっかりと選べば非常にコストパフォーマンスの高い選択肢になります。

ただし、購入後に「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、購入前のチェックは不可欠です。ここでは、最低限確認しておきたい重要なポイントをご紹介します。

整備記録・車検証・事故歴のチェック

まず確認すべきは、その車がどのように使われ、どんな整備がされてきたのかという履歴です。

以下の書類は必ずチェックしましょう。

  • 整備記録簿(メンテナンスノート):定期点検や部品交換の履歴が分かります。オイル交換やタイミングベルト交換の有無などが確認できます。
  • 車検証(自動車検査証):登録年月日や所有者情報、排気量などの基本情報が載っています。走行距離の整合性も見ておきたいところです。
  • 事故歴・修復歴の有無:フレームにダメージがあるような修復歴ありの車は避けるのが無難です。販売店によっては「修復歴なし」と言いつつ軽度の事故歴があることもあるため、慎重に見極めたいところです。

これらの情報が揃っていない、もしくは「記録がありません」と曖昧にされる場合は、購入を見送る判断も大切です。

購入はディーラー?それとも個人売買?

10年落ちの中古車はさまざまなルートで手に入りますが、購入先によってリスクと安心感には大きな差があります。

ディーラーや中古車専門店のメリット

  • 整備済みの状態で納車されることが多く、保証付きの場合もある
  • 修復歴の有無や点検内容が明確
  • 登録や名義変更も代行してくれるため、手続きがスムーズ

個人売買のメリットと注意点

  • 圧倒的に価格が安いことが多い
  • ただし、整備状態が不明確で、万が一のときに保証がない場合が多い
  • 書類の不備や名義変更などの手続きを自分で行う必要がある

「とにかく安く買いたい」という方には個人売買も選択肢のひとつですが、車に詳しくない方にはディーラーや信頼できる販売店の利用をおすすめします。

あとからのトラブルを避けるためにも、信頼できる販売先選びが重要です。

まとめ

10年落ちの中古車は、価格の安さに目がいきがちですが、選び方を間違えなければ非常に賢い買い物になります。

現代の車は10年以上の使用に耐える設計がなされており、定期的にメンテナンスされた車であれば、日常の移動手段としてはまったく問題なく使用できるケースも多いです。

一方で、年数が経過しているぶん、故障リスクや部品の劣化は避けられません。
そのため、購入前には整備記録や事故歴などをしっかりと確認し、販売店や車種の選定も慎重に行うことが大切です。

特に、国産車で評価の高いモデルや、流通量が多く部品入手が容易な車を選べば、10年落ちでも安心感はぐっと増します。

予算を抑えつつも、しっかりと見極めて選ぶ。
それが「10年落ち中古車選び」の最大のポイントです。

よくあるご質問

メンテナンス状態や走行距離にもよりますが、さらに5〜7年程度は十分に使用可能なケースも多いです。特に10万km以下で整備記録がしっかりしている車であれば、長く安心して乗れる可能性が高いでしょう。

年式が古くなると、車検に通らないリスクがわずかに上がることはあります。特にブレーキや排ガス、ライトなど細かい部分で基準を超えてしまうことも。ですが、日頃の点検と整備をしておけば、問題なく車検を通すことも可能です。

はい、組めます。ただし金融機関によっては年式の古い車は対象外になることもあるため、事前に確認が必要です。また、ローンの期間が短め(2〜3年)に設定される傾向がある点にも注意が必要です。