残価設定ローンはデメリットしかない?車の購入で損をしないための徹底ガイド
更新日:2025.08.08
「本当に残クレってやめた方がいいの?」
「残クレってデメリットしかないの?」
残価設定ローンについて、こうした不安を抱く方は少なくありません。
たしかに、残クレにいくつかのデメリットがあるのは事実です。
月々の支払額を抑えることができると言っても、総支払額が高くなる可能性があったり、車を返却しなければならなかったりなど、「デメリットしかない」と言われてしまうのも理解できます。
しかし、人によってはむしろこの残クレがお得な場合もあるのです。
今回は、そんな残クレに対する疑問や不安にお答えします。
所有権や走行距離などの制限がある
利息や返却時の追加費用が発生することがある
使用目的やライフスタイルに合う選択が重要
残価設定ローン(残クレ)の仕組みと一般的なカーローンとの違い
残価設定ローン(残クレ)は、車両価格から一定の残価を差し引いた金額を分割して返済する仕組みです。
「残価」とは数年後の車の価値のこと。
「クレジット契約の終了時に、どれくらいの価値が残っているか」を推察し、その金額を車両価格から引いた残りを、分割で返済します。
例えば300万円の車で残価が100万円に設定されていれば、残価を差し引いた200万円を、分割して返済します。
一般的なローンと比べ、月々の返済額を減らせるのが残クレの特徴であり、メリットです。
一方で、ローン完済後の自由な売却やカスタマイズを求めるなら、一般ローンの方が相性が良いでしょう。
残クレの場合、返済終了後に車を返却しなければならない場合があります。
返済終了後の選択肢と精算方法
返済期間が終わったら、主に以下の3つの選択肢があります。
- 残価を支払って車を買い取る
- 車を返却して契約を終了する
- 車を返却して新たな車へ乗り換える
ただし、返却時には状態や走行距離などが厳しくチェックされる点に注意が必要です。
場合によっては追加料金が発生することもあります。
残価と金利の関係には注意が必要
残クレで設定される残価には、利息がかかる(実質的に)場合があります。
ローンで発生する毎月の支払額には金利が発生しますが、これはローン対象額ではなく、残価を差し引く前の総額に対して発生することが一般的です。
例えば300万円の車で残価が100万円に設定されていた場合。
残価を差し引いた200万円ではなく、残価を差し引く前の300万円に金利が発生します。
そのため、月々の支払い料金を抑えることができても、結果的に通常のカーローンの方が総支払額が安く済んだという場合もあります。
残価設定ローン(残クレ)が「デメリットしかない」と言われる8つの理由
月々の支払額を抑えることができる残クレですが、一方で「デメリットしかない」と言われることがあります。
そう言われてしまうのにはたしかに、下記の理由があります。
- 所有権が自分ではなく、資産として扱えない
- カスタムの禁止、原状回復の義務
- 走行距離制限がある
- 残価より下取り額が高くても利益にならない
- 事故や破損時の評価減リスク
- 支払う利息が高くなることがある
- 残価の保証が不十分な場合がある
- 途中解約時に高額な一括返済が必要
詳細を解説します。
所有権が自分ではなく、資産として扱えない
残価設定ローンでは、返済期間中の所有権はディーラーや金融機関にあります。
したがって、勝手に売却したり、カスタムしたりすることができません。
自分のもののようでありながら、実際には自由に扱えないこともあるのです。
カスタムの禁止、原状回復の義務
契約期間中の車は、原則として「返却される前提」で扱われます。
そのため、ホイールの交換や塗装の変更などのカスタムは制限されることが多いです。
また、カスタムをしていない場合でも返却時には元の状態に戻す必要(減価償却)が必要です。
もしボディに傷がついていたらそれを修理して、きれいな状態で返却しなければならず、その修理費用などの負担も想定しておく必要があります。
走行距離制限がある
カスタムの禁止と同様の理由で、残クレの契約時には年間の走行距離上限が決められることが一般的です。
たとえば「年間1万キロまで」といった制限を超えてしまうと、1キロごとに精算費用が発生する場合もあります。
長距離運転が多い人には不利な条件になりがちです。
残価より下取り額が高くても利益にならない
もし車の下取り額が、あらかじめ設定された残価よりも高くなった場合でも、その差額がユーザーの利益になるとは限りません。
多くの場合、契約時の取り決めによって、残価以上の価値はディーラーのものとして扱われることがあります。
結果的に、車の価値が上がっても活用できないこともあるのです。
事故や破損時の評価減リスク
万が一、事故や車体の損傷があった場合、車の価値が想定よりも大きく下がってしまうことがあります。
その差額を補填する責任が利用者に発生するケースもあるため、通常のローンよりも慎重な管理が求められます。
支払う利息が高くなることがある
月々の負担を抑えることができる反面、実際に支払う利息総額は高くなることも。
これは、ローンの計算方法に起因しています。
残価を除いた額だけを借りているように見えても、実際には車両全体の金額に対して利息が計算される契約が少なくありません。
金利が同じでも、元金が減りづらい残価設定ローンでは、利息の負担が重く感じられることもあるでしょう。
残価の保証が不十分な場合がある
残価設定ローンの魅力の一つは「残価の設定」がされている点ですが、その保証内容には注意が必要です。
保証が十分でない場合、返却時に思わぬ負担が発生することもあります。
残価保証の条件と落とし穴
残価が保証されていると聞くと、契約終了時にその金額が確実に適用されるように思われがちです。
しかし、実際には「事故歴がない」「規定の走行距離を超えていない」「外装・内装の大きな損傷がない」といった複数の条件を満たす必要があります。
一つでも条件を満たさなければ、保証されない可能性もあるため、契約内容の確認が欠かせません。
途中解約時に高額な一括返済が必要
何らかの事情で途中解約を希望した場合、残りのローン残高や残価をまとめて支払う必要が生じます。
特に契約初期では、元金があまり減っていないため、思った以上の金額になることも。
予期せぬ出費に悩まされることがあります。
月々の支払額を抑えつつ、デメリットも少ないカーリースという選択肢
残価設定ローンを選択しようと考えている人の中には、月々の支払い金額を抑えることができる点に魅力を感じた方もいるのではないでしょうか。
その場合、残クレ以外にも「カーリース」という選択肢もおすすめです。
カーリースは車種や契約期間によって月々の支払いを2万円程度に抑えることができるほか、毎月の支払いに車検費用なども含まれるため、大きな出費に備える必要がないなどのメリットがあります。
さらにポチモのように、カーリース会社によっては契約満了後に車がもらえるサービスを提供していることがあるため、走行距離制限などによる心配はなく、自由なカスタムやドライブを楽しめます。
気になる方は、気になる車が月額いくらくらいなのか一度調べてみてはいかがでしょうか。
\走行距離制限なし!/
残クレとカーローンは結局どっちが得?
金額的な面だけでみると、カーローンの方が「得」と言えます。
下記は一例です。
残クレによって月々の支払額を抑えられたとしても、総額はカーローンの方が安く済んだことが分かります。
※こちらの表は横にスクロールできます
残価設定ローン | カーローン | |
車両価格 | 300万円 | 300万円 |
残価 | 150万円 | ー |
ローン元金 | 150万円 | 300万円 |
金利 | 4% | 4% |
支払い回数 | 60回 | 60回 |
利息合計 | 454,316円 | 315,000円 |
月々の支払額 | 33,124円 | 55,250円 |
支払い総額 | 3,454,316円 | 3,315,000円 |
実際の金額は、車種や金利、支払い回数などによって異なるため、上記はあくまでも一例であることはご承知おきください。
とはいえ、今回の例で言うとおよそ13万円程度、支払い総額が高くなる計算です。
今回は極端な数字で計算しましたが、もっと現実的な数字で計算すれば30万以上の差が生じることもあります。
総支払額で見ればカーローンの方が得と言えるでしょう。
残クレで得する人と損する人の違いとは
※こちらの表は横にスクロールできます
残クレで得する人 | 残クレで損する人 |
・車の乗り換えを定期的にしたい人 ・月々の支払いを抑えたい人 ・資金に余裕がないけど高級車に乗りたい人 | ・同じ車に長く乗りたい人 ・年間走行距離が多い人 ・カスタムしたい人 ・ペットが居る人 |
残価設定ローンの車には、走行距離が制限されていたり、返却を前提としているため自由にカスタムができなかったりなどの制約がつきものです。
そのため上記に当てはまる方は、残クレを選択すると後悔してしまう可能性が高いと言えます。
残クレで得をする人は、残クレのメリットにマッチしていることがポイント。
詳細を解説します。
車の乗り換えを定期的にしたい人
「数年ごとにほかの車に乗りたい」という方にとって、残価設定ローンは非常に相性が良い仕組みです。
契約終了時に車を返却し、ほかの車に乗り換えることが前提となっているため、気になる車にスムーズに移行しやすくなっています。
また、定期的に乗り継ぐことで、維持費の予測も立てやすくなります。
車検や修理の不安を抱えず、シンプルに「使う」ことに集中したい人にはぴったりかもしれません。
月々の支払いを抑えたい人
車両価格から残価を引いた金額を分割返済するため、一般的なカーローンよりも月々の支払いは軽くなります。
そのため、収入に余裕が少ない若年層や、家計のバランスを重視する方には大きな魅力と言えるでしょう。
ただ、総額で見るとカーローンの方がお得である場合があるため注意が必要です。
また、車の価値が下がる前に手放せる点でも安心感があります。
資産価値の目減りを気にせず、常にさまざまな車を楽しみたい方には、使い勝手の良い選択肢かもしれません。
資金に余裕がないけど高級車に乗りたい人
残クレは手元の資金が少なくても、月々の支払いを抑えることができるため、通常のカーローンでは手が出せないランクの高級車にも乗れるかもしれません。
例えば、アルファードのような高級車は、残価設定ローンを利用するメリットが大きいと言えるでしょう。
ただし、総支払額が高くなる点にはやはり注意が必要です。
リース、現金購入、カーローンとの比較
車の購入方法は多様化しており、残価設定ローン以外にもさまざまな選択肢があります。
残クレと「カーリース」「現金購入」「カーローン」との比較を見てみましょう。
カーリースとの比較
カーリースは一定期間車を借りる契約で、車検費用や保険費用、場合によってはメンテナンス費用も月額料金に含まれる場合もあります。
残価設定ローンとの最大の違いは、車を「所有するかどうか」です。
車がもらえるサービスもありますが、カーリースは原則として返却前提、残価設定ローンは最終的に買い取る選択肢もあるという点で異なります。
月額料金はリースの方が高く感じられる場合もありますが、維持費を含めた総額で比較することが大切です。
\契約満了後は車がもらえる/
現金購入との比較
現金購入は、利息がかからず最もシンプルな方法です。
自由に車を扱える一方で、まとまった資金が必要となります。
カーローンとの比較
一般的なカーローンは残価設定ローンと比べて月々の支払いが高くなりがちですが、所有権が最初から自分にあり、途中解約も比較的自由です。
初期費用やライフスタイルによって向き不向きが分かれます。
月々の支払額を抑える残クレ以外の選択肢「カーリース」
カーリースの魅力は、税金や保険料が月額に含まれていることが多く、家計管理がしやすい点です。
対して、走行距離やカスタムの制限は残価設定ローンと共通する部分もあり、自由度では現金購入やローンより劣ることもあります。
車に「所有」よりも「利用」を求める方にとっては、合理的な選択肢といえるでしょう。
ただ、カーリース会社によっては契約満了後に車がもらえることがあり、その場合は走行距離やカスタムの制限はなく、自分の車のように扱うことが可能です。
この場合は車の「所有」と「利用」のいいとこ取りと言えるかもしれません。
\掲載台数トップクラス/
あなたが向いているのは残クレ?リース?現金購入?
「結局、どの買い方が自分に向いているのか分からない」そんな方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ライフスタイルや価値観に応じた選び方を紹介します。
残価設定ローンが向いている人の特徴
月々の支払額をできるだけ抑えつつ、さまざまな車に乗りたいと考えている人に向いています。
特に3~5年で車を買い替えることが多い方にとっては、無理なく乗り換えができるため、生活スタイルにフィットしやすいでしょう。
また、定期的に最新の機能を楽しみたい人や、初期費用を抑えたい人にも適しています。
カーリースが向いている人の特徴
残クレと同様、月々の支払額をできるだけ抑えつつ、さまざまな車に乗りたいと考えている人に向いています。
カーリース会社によっては、契約終了後に車がもらえることがあるため、そうなると残クレよりも車への自由度は格段にアップします。
費用管理をシンプルにしたい方や、車を「所有」よりも「使う」手段として捉える人にとって、カーリースは有力な選択肢と言えるでしょう。
税金・保険・メンテナンス費用を含んだ月額料金は、家計管理を楽にし、煩わしさから解放してくれます。
ビジネスで車を使用する人や、定期的に乗り換えたい人にも適している方法です。
\掲載台数トップクラス/
ローン・現金購入が向いている人の特徴
車を長く大切に乗りたい人には、ローンや現金購入が向いています。
所有権が自分にあるため、売却やカスタマイズの自由度も高く、車を資産として捉えたい方には好都合です。
ローンでの購入であっても、残価設定より自由な返済設計が可能なため、柔軟にライフプランを組み立てられるのも魅力です。
残クレに不安を感じているなら、他の選択肢も検討してみよう
残価設定ローンは、月々の負担を軽くしつつ、新車に乗るという体験を手軽にする一方で、自由度の低さや予期せぬ費用のリスクがつきまといます。
大切なのは、「安く見える支払い」の裏にある条件や制限を正しく理解すること。
もし少しでも不安を感じるなら、ローンや現金購入、カーリースといった他の方法にも目を向けてみましょう。
ライフスタイルや今後の計画によって、最適な選択は人それぞれ。
焦らず、じっくりと比較することが、損を防ぐ第一歩になります。
よくあるご質問
Q
ポチモはどんなサービスですか?
ポチモは車をリースする「カーリース」サービスです。毎月定額のリース料をお支払いいただくことで、マイカーのように自由にお車をご利用いただけるだけでなく、契約終了後にはその車をそのままもらうことができます。
プランによってはリース料に車検、法定点検、自動車税や重量税なども含まれるので、車検や点検の時にまとまった費用を用意する必要もありません。価格もお手頃で、支払いの負担が小さく、とってもお得なカーリースです!
Q
ポチモのマイメンテプランはどのようなものですか?
マイメンテプランはポチモのメンテナンスプランの1つで、ポチモのイチオシです。車検、法定点検、6カ月ごとの定期点検、オイル交換が全てリース料にコミコミにできるプランです。詳しくは新車リースまたは中古車リースのメンテナンスプランのページをご覧ください。