車がもらえるカーリースのデメリットとは?もらわず返却できるのか解説
更新日:2025.04.30
近年、「車がもらえる」というキーワードを掲げるカーリースサービスが注目を集めています。
これは、一定期間の契約満了後に、それまで乗っていた車両がそのまま自分のものになるという、従来のカーリースとは異なる仕組みを持つサービスです。
一見すると、レンタカーのように手軽に新車に乗ることができ、最終的には自分の車になるため、非常にお得に感じられるかもしれません。
しかし、この「もらえる」という言葉には、いくつかの重要な前提条件と、理解しておくべきポイントが存在します。
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走行距離制限や車の使用に関する制約がある場合がある
契約期間中の解約は原則として難しく、高額な違約金が発生する可能性がある
車がもらえるカーリースの基本的な仕組み
所有権が移転する条件とは?
車がもらえるカーリースの多くは、契約期間を比較的長く設定しているのが特徴です。
その期間は一般的に5年から9年程度と、通常のカーリースよりも長期にわたります。
これは、月々のリース料金の中に、最終的に車両の所有権が利用者に移転するための費用も含まれているためです。
所有権が移転する主な条件としては、以下の点が挙げられます。
- 契約期間の満了:設定されたリース期間を全うすることが前提となります。
- 支払い総額の完了:月々のリース料金を滞りなく支払い終える必要があります。
- 追加費用の発生:契約によっては、名義変更手数料や税金などの追加費用が発生する場合があります。
一般的なカーリースとの違い:残価設定の有無
一般的なカーリース(クローズドエンドリース)では、契約満了時の車両の価値(残価)を設定し、その残価を差し引いた金額をリース料金として支払います。
そのため、月々の料金を抑えることができる一方、契約満了時には車両を返却する必要があります。
一方、車がもらえるカーリース(オープンエンドリースの一種とも言えます)では、基本的に残価設定が行われません。
これは、最終的に車両が利用者のものになるため、契約満了時の価値をあらかじめ設定する必要がないからです。
その結果、月々のリース料金は一般的なカーリースと比較して高めに設定される傾向があります。
このように、「車がもらえる」という魅力的な響きを持つカーリースですが、その仕組みをしっかりと理解することが、後々の後悔を防ぐために非常に重要です。
見落としがちなデメリット 費用について
「車がもらえる」という魅力的な言葉に隠されがちなのが、費用に関するデメリットです。
一見すると、最終的に車が手に入るためお得に感じられますが、長期的な視点で見ると、そうとは限らないケースも存在します。
月額料金が高めに設定される傾向とその理由
前章でも触れましたが、車がもらえるカーリースは、一般的な残価設定のあるカーリースと比較して、月額料金が高めに設定される傾向があります。
その主な理由は、車両本体価格のほぼ全額がリース料金に組み込まれているためです。
通常のカーリースでは、数年後の車両の価値(残価)を差し引いた金額を分割して支払うため、月々の負担を抑えることができます。
しかし、もらえるカーリースでは、最終的に車両が利用者のものになるため、この残価を考慮する必要がないのです。
契約期間が長期になることで総支払額が増える可能性
車がもらえるカーリースの多くは、5年以上の長期契約を前提としています。
月々の支払額が高めに設定されていることに加え、契約期間が長期にわたるため、結果的に総支払額が車両本体価格を大きく上回る可能性があります。
例えば、同じ車種で比較した場合、3年契約の一般的なカーリースよりも、7年契約のもらえるカーリースの方が、月々の支払額は高く、総支払額も高くなるケースが少なくありません。
車両取得税や登録費用など、最終的な費用負担について
契約満了時に車両がもらえる際には、名義変更の手続きが必要となります。
この際、車両取得税や登録費用などの税金や手数料が別途発生する場合があります。
これらの費用は、月々のリース料金には含まれていないため、予期せぬ出費となる可能性があります。
契約内容によっては、これらの費用を利用者が負担することになるため、契約前にしっかりと確認しておく必要があります。
ローン購入と比較した場合のメリット・デメリット
車がもらえるカーリースを検討する際には、自動車ローンで購入する場合と比較することも重要です。
ローンの場合
- 初期費用(頭金)が必要になる場合があります。
- 毎月の返済額は、借入金額や金利によって変動します。
- 所有権は最初から購入者にあります。
- 走行距離制限や車両の使用に関する制約はありません。
- 最終的な総支払額は、金利によってリースよりも安くなる可能性があります。
もらえるカーリースの場
- 初期費用を抑えられる場合があります。
- 月々の定額料金で利用できます。
- 契約満了時に所有権が移転します。
- 走行距離制限や車両の使用に関する制約がある場合があります。
- 総支払額はローンよりも高くなる可能性があります。
このように、どちらの方法にもメリットとデメリットが存在します。自身の経済状況や車の使い方などを考慮し、慎重に比較検討することが大切です。
知っておくべきデメリット 利用制限と契約内容
「車がもらえる」という魅力的な側面の裏で、見過ごせないのが利用制限や契約内容に関する注意点です。
これらの項目をしっかりと理解しておかないと、契約後に「こんなはずじゃなかった」と後悔する可能性があります。
走行距離制限や車の使用に関する制約
多くのカーリース契約には、月間または年間の走行距離制限が設けられています。
これは、契約満了時の車両の価値を維持するために設定されるものです。
一般的なカーリースと同様に、車がもらえるカーリースにおいても、この走行距離制限が設定されている場合があります。
もし、この制限を超過して走行した場合、超過距離に応じて追加料金が発生します。
長距離の通勤や頻繁なドライブをする方にとっては、この走行距離制限が大きなデメリットとなる可能性があります。
契約前に、自身の走行距離をしっかりと把握し、制限内に収まるかどうかを確認することが重要です。
また、カーリース会社によっては、車の使用に関しても細かな制約を設けている場合があります。
例えば、
- 改造やカスタマイズの禁止:車両の原状回復が前提となるため、原則として自分の好きなように改造したり、カスタマイズしたりすることはできません。
- 用途の制限:営業用など、特定の用途での使用が禁止されている場合があります。
- 保険の加入義務:カーリース会社が指定する保険への加入が義務付けられている場合があります。
これらの制約は、自分の車として自由に利用したいと考える方にとっては、大きなデメリットとなる可能性があります。
契約期間中の解約の難しさと違約金について
車がもらえるカーリースの多くは、長期契約を前提としています。
そのため、原則として契約期間中の解約は難しく、やむを得ず解約する場合でも、高額な違約金が発生する可能性が高いです。
ライフスタイルの変化や予期せぬ経済状況の悪化など、契約期間中に車が不要になる可能性も考慮しておく必要があります。
契約前に、解約に関する条件や違約金の規定をしっかりと確認しておくことが重要です。
車検やメンテナンス費用の負担区分
カーリース契約においては、車検やメンテナンス費用を誰が負担するのかが重要なポイントとなります。
一般的なカーリースでは、メンテナンスパックなどを別途契約することで、これらの費用を月々のリース料金に含めることができます。
車がもらえるカーリースの場合、契約内容によって車検費用やメンテナンス費用の負担区分が異なります。
- リース会社が負担する場合:月々のリース料金にこれらの費用が含まれている場合があります。
- 利用者が負担する場合:車検やメンテナンスの都度、利用者が費用を支払う必要があります。
どちらのケースであっても、契約期間全体の維持費を考慮して、トータルコストを比較検討することが重要です。
事故や故障時の対応と修理費用について
万が一、事故や故障が発生した場合の対応や修理費用の負担についても、契約内容を確認しておく必要があります。
- 保険の適用範囲:加入する保険の種類や免責金額などを確認しておく必要があります。
- 修理費用の負担:事故や故障の原因によっては、修理費用を利用者が負担する場合があります。
- 代車の提供:修理期間中の代車の有無や費用についても確認しておくと安心です。
このように、車がもらえるカーリースは、単に「車がもらえる」というメリットだけでなく、利用制限や契約内容に関する様々な注意点が存在します。
契約を検討する際には、これらのデメリットをしっかりと理解し、自身のライフスタイルや車の使い方に合っているかどうかを慎重に判断することが大切です。
「もらえる」という表現に隠されたマーケティング戦略
「最後には自分のものになる」という響きは、消費者の心に強く訴えかけます。
まるで、長期間利用すれば「おまけ」として車が手に入るかのような印象を与え、お得感を強調する効果があります。
しかし、冷静に考えてみれば、この「もらえる」という権利は、月々のリース料金の中にしっかりと織り込まれているはずです。
カーリース会社は、長期の契約期間を設定することで、安定した収益を確保できます。
そして、「もらえる」というキーワードは、消費者を長期契約へと誘導するための、巧妙なマーケティング戦略と言えるのではないでしょうか。
本当に「お得」なのはどんなケースか?費用対効果を冷静に分析する視点
「もらえる」という言葉に惑わされず、本当に自分にとってお得なのかどうかを判断するためには、費用対効果を冷静に分析する視点が不可欠です。
例えば、7年契約のもらえるカーリースの総支払額と、同じ車を自動車ローンで購入した場合の総支払額を比較してみましょう。
金利の状況によっては、ローン購入の方が総支払額を抑えられる可能性もあります。
また、7年という長い期間、同じ車に乗り続けることを本当に望んでいるのかも考える必要があります。
技術の進歩やライフスタイルの変化によって、数年後には別の車に乗り換えたいと思うかもしれません。
その場合、「もらえる」というメリットは、かえって将来の選択肢を狭めるデメリットになりかねません。
長期利用を前提とした場合、購入や通常のカーリースと比較検討することの重要性
もし、同じ車に長期間乗り続けることを前提としているのであれば、車がもらえるカーリースだけでなく、自動車ローンでの購入や、残価設定のある通常のカーリースとも比較検討することが重要です。
- 購入:初期費用はかかるものの、所有権は最初から自分にあり、走行距離制限や改造の制約もありません。
- 通常のカーリース:月々の料金を抑えられますが、最終的に車は返却する必要があります。しかし、数年ごとに新しい車に乗り換えたい方にはメリットがあります。
それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、自分のライフスタイルや車の使い方、経済状況に最も適した選択肢を選ぶことが賢明です。
個人のライフプランや価値観に合わせた選択肢の検討
車選びは、単なる移動手段の選択だけでなく、個人のライフプランや価値観にも深く関わるものです。
「もらえる」という一時的な魅力に囚われることなく、長期的な視点で、本当に自分にとって何が大切なのかを考えることが重要です。
例えば、最新の安全装備や運転支援システムを常に利用したいと考えるのであれば、数年ごとに新しい車に乗り換える方が合っているかもしれません。
一方、一つの車を長く大切に乗りたいと考えるのであれば、購入やもらえるカーリースが選択肢に入るでしょう。
「もらえる」という言葉は魅力的ですが、その裏側にある費用や制約、そして将来の可能性をしっかりと見据え、後悔のない選択をすることが大切です。
車をもらわずに返却することは可能なのか?
「車がもらえる」ことを前提としたカーリースですが、契約期間の途中でライフスタイルが変わったり、他の車に乗り換えたいと考えたりする可能性もゼロではありません。
契約内容によっては返却が可能な場合とその条件
結論から申し上げますと、契約内容によっては、車をもらわずに契約期間の途中で車両を返却できる場合があります。
ただし、これにはいくつかの条件や注意点が存在します。
一般的に、車がもらえるカーリースは長期契約を前提としているため、原則として途中解約は認められないことが多いです。
しかし、カーリース会社や契約プランによっては、以下のような場合に例外的に途中解約や返却が認められることがあります。
- 特別な解約条項:契約時に、特定の条件を満たせば途中解約が可能となる条項が設けられている場合があります。例えば、海外転勤や免許返納など、やむを得ない事情が生じた場合などです。
- 違約金の支払い:途中解約が認められる場合でも、多くの場合、高額な違約金が発生します。この違約金は、残りの契約期間のリース料や、車両の価値の減少分などを考慮して算出されます。
- 乗り換えプランの利用:一部のカーリース会社では、契約期間の途中で別の車両に乗り換えることができるプランを用意している場合があります。この場合、元の車両を返却し、新たなリース契約を結ぶことになります。
返却する場合の注意点:走行距離、車両の状態など
途中解約や返却が認められる場合でも、車両の状態によっては追加費用が発生することがあります。
- 走行距離:契約時に定められた走行距離を大幅に超過している場合、超過距離に応じた料金が請求されることがあります。
- 車両の状態:通常の使用による摩耗は許容されますが、事故による損傷や、契約時に禁止されていた改造などが見られる場合、原状回復費用が請求されることがあります。
これらの点は、通常のカーリースの返却時と同様の注意点となります。
返却にかかる手数料や追加費用について
途中解約や車両の返却には、違約金以外にも手数料や追加費用が発生する場合があります。
例えば、
- 解約手数料:契約解除に伴う事務手数料が請求されることがあります。
- 車両引き取り費用:自宅など指定の場所まで車両を引き取りに来てもらう場合、費用が発生することがあります。
これらの費用は、カーリース会社や契約内容によって大きく異なるため、事前にしっかりと確認しておく必要があります。
もらう場合と返却する場合のメリット・デメリット比較
※こちらの表は横にスクロールできます
項目 | もらう場合 | 返却する場合 |
メリット | 最終的に自分の車になる、走行距離や使用に関する制約がなくなる(契約満了後) | ライフスタイルの変化に対応しやすい、新しい車に乗り換えやすい |
デメリット | 総支払額が高くなる傾向がある、長期契約が前提、途中解約が難しい | 高額な違約金が発生する可能性がある、車両の状態によっては追加費用が発生する |
費用(途中解約) | 契約満了時の名義変更手数料や税金 | 違約金、解約手数料、車両引き取り費用、超過走行料金、原状回復費用などが発生する可能性 |
このように、車がもらえるカーリースであっても、条件によっては返却することが可能ですが、多くの場合は経済的な負担が大きくなることを理解しておく必要があります。
契約を結ぶ際には将来の可能性も考慮し、慎重に検討することが重要です。
まとめ
この記事では、「車がもらえるカーリース」の魅力的な側面の裏に潜む、見落としがちなデメリットについて詳しく解説してきました。
「もらえる」という言葉は確かに魅力的ですが、その仕組みをしっかりと理解することが、後悔しないカーリース選びの第一歩です。
車がもらえるカーリースの主なデメリット
- 費用:月額料金が高めに設定される傾向があり、長期契約となるため総支払額が増加する可能性があります。また、契約満了時には名義変更手数料や税金などの追加費用が発生することも考慮に入れる必要があります。
- 利用制限・契約:走行距離制限や車の使用に関する制約がある場合が多く、契約期間中の解約は原則として難しく、高額な違約金が発生する可能性があります。
- 「もらえる」という錯覚:「もらえる」という言葉に隠されたマーケティング戦略があり、費用対効果を冷静に分析することが重要です。長期利用を前提とする場合は、購入や通常のカーリースと比較検討するべきでしょう。
- 途中返却の可能性:契約内容によっては途中返却も可能ですが、高額な違約金や追加費用が発生する可能性が高いです。
賢くカーリースを選ぶための重要なポイント
- 複数のカーリース会社を比較検討する:各社のプラン内容や料金体系、契約条件を тщательно(ケアフルリィ、注意深く)比較しましょう。
- 契約内容を隅々まで確認する:契約期間、走行距離制限、免責金額、解約条件などをしっかりと理解することが重要です。
- 自身のライフスタイルや車の利用頻度との適合性を検討する:長期的な視点で、本当に「もらえる」ことが自分にとってメリットとなるのかを考えましょう。
- 総支払額を把握する:月々の料金だけでなく、契約期間全体の総支払額を計算し、他の購入方法と比較検討しましょう。
- 将来のライフプランを考慮する:数年後のライフスタイルの変化や車の必要性を予測し、最適な契約期間やプランを選びましょう。
車は、私たちの生活を豊かにしてくれる便利な道具ですが、その選択には慎重な検討が必要です。
「車がもらえる」という甘い言葉に惑わされることなく、この記事で得た知識を活かして、賢くカーリースを選び、快適なカーライフを送ってください。
よくあるご質問
Q
ポチモと他社の違いは何ですか?
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Q
カーリースとはどのようなものですか?
カーリースとは、クルマを長期間、賃貸契約でご利用いただくシステムです。賃貸契約ではありますが、契約期間中はマイカーのようにご利用いただけます。