500万円というと、高級車やフル装備のSUV・ミニバン、輸入車などを購入する価格帯です。

それだけに、ローンの返済額もそれなりに大きくなります。

ですが、実際の月々の支払いは「返済期間」「金利」「頭金」の3つの要素によって大きく変わるため、一概に「高すぎる」と決めつけることはできません。

ここでは、代表的な条件でシミュレーションを行い、月々の支払い額の目安を確認してみましょう。

返済期間5年・金利3%・頭金なしの場合

もっともシンプルなケースとして、500万円全額をローンにして5年間（60回払い）で返済するとどうなるかを見てみます。

この場合の毎月の返済額は約89,800円程度になります（ボーナス払いなしの場合）。

一般的な金利の目安として、ディーラーローンでは3〜7%台、銀行系やネット銀行では条件次第で1〜3%程度の低金利が提供される場合もあります。

中には金利が1%を切るものもありますが、金利が1%のものは「変動金利型ローン」を採用している可能性が高いです。

変動金利型ローンとは定期的に金利が見直される仕組みのローンで、最初の金利が低くても注意が必要です。

信用情報やキャンペーンの有無によっても金利は大きく変わるため、複数の金融機関で比較することが重要です。

月々9万円近くというのは、家計にとって決して軽くはない負担。

収入とのバランスを見ながら、現実的な支払いが可能かどうかをよく検討する必要があります。

返済期間7年・金利1.9%・頭金100万円の場合

もう少しゆとりを持たせたケースとして、頭金100万円を用意し、残りの400万円を7年間（84回払い）で返済すると、月々の支払いは約50,890円程度になります。

金利1.9%は銀行系のマイカーローンやネット銀行などで提供されることもあるため、事前に比較・検討しておきたいポイントです。

返済期間を延ばすことで月々の負担を軽減できますが、支払い総額は増える傾向にあります。

シミュレーションの比較まとめ

上記のように、月々の支払いはローンの組み方によって大きく変動します。

少しでも負担を減らすには「金利を低く抑える」「頭金を増やす」「返済期間を延ばす」など、条件の組み合わせがカギになります。

「思ったより月々の支払いが高い…」そう感じた方もいるかもしれません。

ですが、いくつかの工夫をすることで、月々の負担を軽減することは可能です。

ここでは、支払いを抑えるために実践しやすい3つの方法をご紹介します。

頭金をできるだけ用意する

もっともシンプルで効果的なのが、頭金を多く入れることです。

たとえば、購入金額500万円に対して100万円を頭金として支払えば、ローンの元本は400万円になります。

たとえ金利や期間が同じでも、借りる額が少なくなればその分だけ月々の返済額も軽くなるわけです。

また、頭金をしっかり入れることでローンの審査が通りやすくなったり、より有利な条件でローンを組める可能性も高まります。

ボーナスや貯金から一定額を頭金に充てられないか、事前に計画してみるのがポイントです。

低金利のローンを選ぶ

同じ金額・同じ返済期間でも、金利が違うだけで支払総額は大きく変わります。

たとえば、500万円、借入期間7年で比較すると、金利3.0%の返済総額は5,549,586円、金利1.9%の返済総額は5,343,814円となり、差額は約20万円ほどになります。

このように、金利がわずかに違うだけでも、返済総額が数十万円単位で変わることもあります。

多くの人がディーラーローンを利用しますが、銀行系マイカーローンやネット銀行のローンの方が金利が低いケースもあります。

事前審査などに少し手間はかかりますが、結果的には大きな節約になることも。

複数の金融機関やサービスを比較して、なるべく低金利のプランを探してみましょう。

ボーナス払いの活用は慎重に

「ボーナス払い」を使うことで月々の返済額を減らすことも可能ですが、これは慎重に検討する必要があります。

一見、毎月の支払いが軽くなったように感じられますが、ボーナスの額が予定より少なかったり、会社の状況によって支給されなかった場合は大きな負担に。

とくに景気の変動や転職の予定がある場合はリスクも大きいため、「ボーナスがなくても返せる」くらいの余裕を持った計画を立てるのが安心です。

【カーリースという一つの選択肢】

毎月定額の支払いで車に乗れる、という点では「カーリース」はローンと似ているサービスです。

ローンと大きく異なるのは、カーリースで発生する月々の支払いに車検やメンテナンス（プランによる）も含まれていること。

車を購入した後日、大きな出費となる車検費用やメンテナンス費用。カーリースならこれらも毎月の支払いに含まれているため、急な出費にもならず、管理がしやすいのです！

カーリース初心者の方でも安心してご利用いただきやすいのが、出光興産がご提案するカーリース「ポチモ」。

ポチモが提供する車両はすべて高品質、最短リース期間は2年〜、納車後30日間の外装修理を無料で対応など、カーリースに不慣れな方でも安心いただけるサービスを取り揃えています。

ローンで車の購入を考えている方。
もう一つの選択肢としてカーリースを検討してみてはいかがでしょう？

お時間あれば、ぜひ下記ページから気になる一台をお探しください。

ローンを利用して車を購入する際には、単に「月々いくら払えるか」だけでなく、全体の仕組みや将来への影響までを考えることが大切です。

ここでは、ローンを組む前に確認しておきたい3つの重要な視点をご紹介します。

総支払額と金利の関係を理解する

ローンの返済では、「借りた金額」だけでなく「金利」によって発生する利息も加わってきます。

そのため、返済期間が長くなるほど、支払う利息の合計額も増えていくのが基本的な仕組みです。

たとえば同じ500万円のローンでも、5年と7年では総支払額に数十万円の差が出ることがあります。

「月々の負担を抑えたいから長めに組もう」と考えるのは自然ですが、最終的な支払い総額にも目を向けることが大切です。

毎月の支払いは「余裕」を持たせる

ローン審査に通ると、つい目一杯まで借りてしまいたくなるかもしれません。

しかし、家計には「もしも」の時がつきものです。

予想外の出費や収入の変動に対応するには、あらかじめ余裕をもたせた返済プランを立てておく必要があります。

一般的には、車のローン返済額は「手取り月収の15％〜20％以内」に収めるのが理想とされています。

毎月の支払いが家計を圧迫しないように、冷静に計算してみましょう。

ローン審査の基本条件をチェック

どんなに魅力的な条件のローンでも、審査に通らなければ借りることはできません。

審査では、主に以下のようなポイントが見られます：

• 安定した収入があるか
• 勤務年数がどれくらいか
• 他に借入（クレジットカードや他のローン）があるか
• 過去の返済履歴に延滞や滞納がないか

特に注意したいのは、クレジットカードの支払い遅延。

これが信用情報に記録されていると、ローン審査で不利になることがあります。

事前に自分の信用情報を確認したり、不要なカードを整理したりすることで、スムーズな審査通過につながることもあります。

500万円の車をローンで購入する場合、月々の支払いは返済期間や金利、頭金の有無によって大きく変わります。

例えば、頭金なしで5年返済なら月々約9万円近く。

一方、頭金を入れて返済期間を延ばせば、月々の負担を5万円台にまで抑えることも可能です。

重要なのは、「月々いくら払えるか」だけでなく、「総額でいくら支払うことになるか」をきちんと把握すること。

長期で返せば楽にはなりますが、その分、利息がかさみ支払総額は増える傾向にあります。

頭金の準備や低金利ローンの活用、慎重なボーナス払いの検討など、支払いの工夫次第で家計への影響は大きく変わります。

そして何より、自分の生活に無理のない範囲でローンを組むことが最も大切ですです。

500万円という高額な買い物だからこそ、焦らずじっくりと計画を立て、納得のいく車選びとローン選びを目指していきましょう。