カーリース車は買取できる?仕組みや注意点をわかりやすく解説!

更新日:2025.06.12

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「カーリースで乗っていた車、気に入ったからそのまま買い取りたい」

そんな気持ちになることって、意外と多いんです。

けれど、カーリースの車ってそもそも買い取れるものなのでしょうか?

この記事では、カーリース車両の買取に関する基本知識から、実際に買い取れるケースや注意点まで、やさしく解説していきます。カーリースを検討中の方にも、すでにリース中の方にも役立つ内容です。

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  • カーリースの車は原則「買い取れない」が、例外もある

  • 買取可能な契約形態や手続き方法を丁寧に解説

  • 買取と返却、どちらが得かを比較して検討できる

カーリース車は買い取れるの?

原則として「返却」が基本

カーリースは、あくまで「車を借りる」契約。つまり、契約満了時には原則として車をリース会社に返却することが前提です。この点は、ローン購入や現金購入とは明確に異なります。

そもそもリース車は、リース会社の所有物。利用者は月額料金を支払うことで、契約期間中だけその車を使える権利を得ている状態です。そのため、契約終了後は車を手放すことが基本の流れとなっています。

ただし、「返すのがもったいない」と感じるような魅力的な車に出会うこともあるはずです。そんな時に気になるのが「買取できるの?」という疑問ですね。

買い取りが可能なケースもある?

実は、すべてのリース契約で「絶対に買取できない」というわけではありません。リース契約の種類によっては、契約満了後に買い取れる選択肢が用意されていることもあるのです。

たとえば、契約時点で「将来的に買い取りたい」と希望を伝えておけば、その意向に応じた契約プランを提案されるケースもあります。リース会社や契約内容によって取り扱いは異なるため、契約書をよく確認することがとても大切です。

特に近年では「リース後に気に入った車を買い取りたい」というニーズが高まっており、そうした要望に応えるリースプランも増えてきました。
つまり、カーリースの車を手放さずに乗り続ける選択肢も、現実的な選択肢になってきていると言えるでしょう。

買取可能なリース契約の種類とは

「オープンエンド契約」とは?

カーリースにはいくつかの契約形態がありますが、その中でも車の買取が可能となる契約が「オープンエンド契約」です。

この契約では、あらかじめ契約終了時の残存価格(=その時点での車の想定価値)が明示されており、リース満了時にその残価で車を買い取ることができるようになっています。

たとえば「残価100万円」と設定されていた場合、契約満了後に100万円を支払えば、そのまま車を自分のものにできる仕組みです。
もちろん、実際に買い取るかどうかは契約者が自由に選べます。気に入れば買い取る、そうでもなければ返却する、といった選択ができるのがメリットですね。

ただし、実際の市場価格が残価より下回っている場合でも、契約どおりの金額で買い取らなければならないという点には注意が必要です。

「クローズドエンド契約」との違い

一方で、残価が開示されない契約が「クローズドエンド契約」です。こちらは、リース期間満了後に車を返却することを前提としており、基本的には買取の選択肢が用意されていません。

この契約では、契約者の義務は「使って返す」だけ。そのため、月額リース料金には車両価値の減少や整備コストなどが織り込まれており、買取を考えていない方にとってはシンプルで分かりやすい形式です。

ただ、クローズドエンド契約でも「途中でやっぱり買い取りたい」と相談すれば、リース会社によっては柔軟に対応してくれることも。とはいえ、これはあくまで例外的な対応なので、最初から買取を視野に入れるなら、オープンエンド契約を選ぶのが確実です。

契約時に確認すべきポイント

「最終的にこの車を手元に残したい」と少しでも思っているなら、契約前に必ず「買い取りの可否」を確認することが重要です。

契約書に買取の条項が明記されているか、または営業担当者に「リース終了後に買い取りできますか?」と明確に質問しておきましょう。口頭の説明だけでなく、文書にもその内容が反映されていることが望ましいですね。

また、残価の設定額が高すぎる場合、後々「思ったより高くて買えない…」ということにもなりかねません。将来の買取を想定して契約する場合には、月額料金だけでなく、残価の妥当性にも目を向けておきましょう。

実際に買取する手続きと流れ

買取価格の算出方法

カーリース契約満了時に車を買い取る場合、その価格は契約時に設定された残存価格(残価)に基づいて決まるのが一般的です。

残価とは、契約期間終了時点での車の価値をあらかじめ見積もっておいた金額のこと。たとえば、リース契約時に「3年後の残価は120万円」と設定されていれば、契約満了後に120万円でその車を買い取ることが可能です。

ただし、車の状態(走行距離、傷、修復歴など)や中古市場の動向によって、実際の査定金額が変動する場合もあります。リース会社によっては再査定を行うこともあるため、「契約時の残価=最終的な買取額」ではないこともある点には注意が必要です。

手続きの流れと必要書類

買取の流れは比較的シンプルですが、スムーズに進めるには以下のようなステップを事前に把握しておきましょう。

  1. リース会社に買取の意向を伝える
     契約満了の数ヶ月前から案内が来ることが多いため、その時点で「買取を希望する」と連絡を入れましょう。
  2. 買取金額の最終確認
     提示された残価や査定額をもとに、正式な買取価格が確定します。ここで納得できるかどうかを判断するのがポイントです。
  3. 書類手続き
     必要書類は以下のようなものがあります。
     - 印鑑証明書
     - 本人確認書類(運転免許証など)
     - 車庫証明書(場合による)
     - 支払い手続きに関する書類(ローン契約書など)
  4. 名義変更手続き・支払い完了
     買取金額を一括またはローンで支払い、車両の名義をリース会社から購入者名義へ変更します。
  5. 車検・保険などの確認
     購入後は自分名義の車となるため、自動車保険や車検の管理もすべて自己責任となります。

ローン・一括払いの選択肢

買取価格が高額になる場合は、ローンを組んで分割払いにすることも可能です。リース会社や提携ローン会社が案内してくれることが多く、契約時に希望すればそのままローン審査へ進められます。

一方で、買取価格を一括で支払える場合は、金利がかからない分、総支払額を抑えることができるのがメリット。ご自身の資金計画に合わせて、無理のない方法を選びましょう。

買取と返却、どちらがお得?

費用面での比較

カーリース契約満了時、車を「買い取る」か「返却する」かは、最終的に費用面でのバランスを見て決める方が多いはずです。では、どちらの方が金銭的に得なのでしょうか?

まず、返却の場合は、追加費用がかからなければリース終了で支払いは終了します。しかし、車両に傷や凹みがあると「原状回復費用」が請求されることもあります。しかもその金額は車種や損傷の程度によって数万円〜十数万円にのぼることも。

一方、買取の場合は、残価または査定額を支払うことでそのまま車を自分のものにできます。月額料金を払い続けていたうえでさらにまとまった支払いが必要にはなりますが、今後もその車に乗り続けられる安心感と、車両の再取得コストを抑えられるメリットがあります。

中古車相場が上昇傾向にある場合や、その車が人気車種であれば、買い取ったほうが将来的にリセールバリュー(売却価値)を得られる可能性もあるでしょう。

ライフスタイルに合う選び方

「毎年のように新しい車に乗り換えたい」「車は移動手段として必要なだけ」と考える人であれば、返却して新しいリース車に乗り換えるほうが合理的です。

反対に、「この車に愛着がある」「子育てや仕事で使い慣れた1台を長く使いたい」という方は、買い取って長く乗る方がストレスなく過ごせるかもしれません。

特にファミリーカーや趣味性の高い車種は、装備や使い勝手に慣れていることが大きな安心材料になりますね。

中古車市場との価格差もチェック

車の買取を検討するなら、中古車市場で同車種・同年式の車両価格を一度チェックしておくことをおすすめします。

もしリース会社が提示する買取価格が、市場価格より極端に高い場合には、買い取りではなく一度返却して、別途中古車を購入した方が結果的に得になる可能性もあります。

一方で、状態の良い車や装備が豊富なモデルは、市場価格よりも安く買い取れるケースもあります。こうした情報を比較材料として使うことで、「なんとなく」の判断ではなく、納得感のある選択ができるはずです。

注意したいデメリットやトラブル例

想定外の高額査定

カーリース車を買い取りたいと思っていても、提示された金額が予想よりも高くて驚くことがあるかもしれません。
とくに、契約時に設定された残価が高めに見積もられていた場合、同年式・同条件の中古車と比べて割高に感じることもあります。

また、契約満了時にあらためて査定を受けるケースでは、車両の状態によって価格が調整されるため、「思っていたよりも高い金額を請求された…」というトラブルも。リース開始前に残価設定の妥当性を確認しておくことが、こうした事態を防ぐポイントになります。

傷・修復歴による減額

カーリース契約中は、車両に大きな傷や凹みを付けないように注意していたつもりでも、いざ返却や買取時になると、想定以上の減額査定や修理費用が発生する場合もあります。

特に、以下のような要因は減額の対象になりやすいです。

  • バンパーの擦り傷やドアのヘコミ
  • 内装の汚れや破損
  • 車内の強い臭い(タバコ・ペットなど)
  • 過走行(走行距離が契約以上)

買取時にも、こうした状態は査定額に影響するため、「車の状態=価値」に直結する意識を持って管理することが大切です。

契約条件に反するケース

カーリース契約には、走行距離制限や車両の使用用途、改造禁止などさまざまな条件が設定されています。
これらに違反した場合、買取に進むことすらできない可能性や、追加費用が発生するリスクもあります。

たとえば、走行距離の上限を大きく超えていたり、ナビやホイールなどのカスタムを施していたりすると、原状回復の義務が生じ、修理費用を負担しなければならないことも。

「契約通りに使っていたつもりだったのに…」と後悔しないよう、リース契約時にしっかり内容を把握しておくことが不可欠です。

カーリースの車を買取する前に確認したいこと

リース契約書の再確認

まず最初に行いたいのは、リース契約書の内容をもう一度しっかり確認することです。
「買取ができる契約かどうか」「残価はいくらに設定されているか」「原状回復の条件はあるか」など、買取に関わる情報はすべてこの契約書の中に記載されています。

口頭で「買い取れると言われたから安心」と思っていても、契約書に明記されていなければトラブルの元。特に残価が開示されていない「クローズドエンド契約」だった場合、基本的に買取は認められていないことが多いため、曖昧なまま進めてしまわないように注意しましょう。

また、契約期間中に利用者が変わっていたり、法人名義から個人名義へ変更したい場合なども、名義変更の取り扱いが可能かどうかを事前に確認しておく必要があります。

購入後の維持費

車を買い取ることで得られるメリットがある一方で、その後の維持管理コストについても見落としてはいけません。

リース中は、税金や車検代が含まれていたプランもありますが、買い取って自分の車になった後は、すべて自己負担になります。

具体的には、

  • 自動車税(毎年)
  • 車検代(2年ごと)
  • 自賠責保険・任意保険
  • 整備・修理費用

といったコストが発生します。リース中の感覚で「意外と維持費がかかる」と後悔しないためにも、購入後の出費をしっかり試算しておくことが重要です。

ほかの選択肢との比較検討

最後に、カーリース車の買取が本当に最適な選択肢なのか、他の方法とも比較して検討してみることをおすすめします。

たとえば、

  • 同じ車種・年式の中古車を中古車市場で探す
  • 新たに別の車をリースまたはローンで購入する
  • サブスク型の車利用サービスを試す

など、今は多様な車の持ち方・乗り方が存在します。

特に、中古市場での相場と比べて割高な買取価格だった場合は、「一度返却して、同じような車を別ルートで購入した方が安く済む」ことも。
逆に、相場よりも安く買えるなら、それは大きなチャンスかもしれません。

購入は一度きりの大きな決断ですから、他の選択肢とも比べたうえで納得のいく結論を出すことが大切です。

まとめ

カーリースは「車を借りる」サービスですが、契約形態やリース会社の方針によっては、そのまま車を買い取るという選択肢も現実的です。

特に「オープンエンド契約」のように残価が明示されている契約であれば、満了後にその金額で買い取ることが可能ですし、近年は柔軟な対応をしてくれるリース会社も増えてきました。

ただし、買い取りを希望する際には、以下のような点に十分注意しておくことが必要です。

  • 契約書の内容に買取の可否が記載されているか
  • 残価や査定額が適正かどうか
  • 買い取ったあとの維持費が予算内でおさまるか
  • ほかの購入手段や中古車市場と比較して納得できるか

買取には「好きな車に長く乗れる」という大きなメリットがありますが、その一方で費用や手続きに関するリスクも存在します。だからこそ、契約時点から将来の選択肢を意識しておくことが、後悔しないための第一歩になるはずです。

リース後に車をどうするか──「返す」だけでなく「買う」という選択もあることを知っておけば、きっともっと柔軟なカーライフが実現できることでしょう。

よくあるご質問

基本的には契約満了時のみ買取が可能ですが、リース会社によっては中途買取を認めているケースもあります。ただし、その場合は残期間分のリース料や精算金が発生する可能性があるため、早めにリース会社へ相談することが大切です。

どちらが「得か」は、利用する期間やライフスタイルによって異なります。短期的に車を使いたいならリースが合理的ですが、長く乗るつもりであればローン購入や買取のほうがトータルコストを抑えられる可能性があります。家計や車の使い方に応じて選ぶのがベストです。