① 購入費用

まずは車を手に入れるときにかかる費用です。新車の場合、車両本体価格に加えて、登録料や税金、自賠責保険料などの諸費用が上乗せされます。たとえば、200万円の車を買おうとすると、実際には220〜230万円ほどかかることが多いです。

中古車であれば価格は抑えられますが、状態によってはメンテナンス費用が発生する可能性もあります。ローンを組む場合は、金利分も追加で支払うことになります。

② 維持費

車を買ったあとは、毎月・毎年のように発生する費用が維持費です。具体的には以下のようなものがあります。

• 自動車税・重量税などの税金
• 任意保険・自賠責保険
• ガソリン代（もしくは電気代）
• 駐車場代（地域により差あり）
• 車検・定期点検費用
• 消耗品の交換（オイル、タイヤ、バッテリーなど）

特に都市部では駐車場代が高く、これだけで月に1〜3万円かかることも。地域差が大きい出費のひとつです。

ガソリン代と駐車場代

ガソリン代は走行距離や燃費によりますが、月に500km程度走る人であれば8,000円〜12,000円程度が目安です。ハイブリッド車や軽自動車であれば、もう少し安く抑えられます。

駐車場代は地方なら無料〜5,000円程度で済むこともありますが、都市部では月2万円以上するケースも少なくありません。

自動車保険

任意保険は等級や補償内容により異なりますが、年間5万円〜10万円程度が一般的です。車両保険（ご自身の車の修理費用や買い替え費用を補償する保険）をつけると高額になりがちなので、必要性をよく考えて選びましょう。

車検や点検費用

車検は新車なら初回が3年後、その後は2年ごと。1回の車検費用は6万〜15万円程度が相場です。さらに、日常の点検や整備、タイヤ交換やオイル交換も定期的に発生します。

車のサイズや重量

車は重くなればなるほど、税金やガソリン代、タイヤ代などが高くなります。軽自動車が維持費の面で人気なのは、こうしたコストが抑えられているからです。

保険料の違い

初心者や若い年齢層のドライバーは、事故リスクが高いとされているため、保険料が割高になります。逆に、長年無事故・無違反で等級が上がっている人は、かなり保険料が抑えられる傾向にあります。

年式が古い車

年式が古くなると、修理やメンテナンスが頻繁になりがちです。車体価格が安い中古車でも、維持費が高くなる可能性があるので注意しましょう。

車種選びを見直す

燃費の良い車や、維持費が少なく済む軽自動車・コンパクトカーを選ぶことで、ガソリン代や税金、保険料などの負担を軽減できます。

任意保険の見直し

補償内容が過剰になっていないか確認してみましょう。また、複数の保険会社を比較して見積もりを取ることで、同じ内容でも保険料が大きく変わることがあります。

カーリースやカーシェアの活用

どうしても車の維持費が負担に感じる場合は、カーシェアや月額制のカーリースを検討してみるのも一つの方法です。特に、日常的にそれほど頻繁には車を使わない人にとっては、所有よりもコストパフォーマンスが高くなることがあります。

出光のカーリース「ポチモ」では、頭金0円、毎月定額で新車・中古車に乗ることができます。税金や車検費用も月額料金に含めることができるため、突発的な出費を気にせず利用できます※。また、オンラインで手続きが完結する手軽さも魅力。車を所有するよりも手軽に、かつ予算に合わせたプランで車に乗りたいという方におすすめです。

※マイメンテプランの場合

車は生活の中で大きな助けになりますが、その分さまざまなお金がかかる存在でもあります。購入前にはしっかりと費用を試算し、自分のライフスタイルや使い方に合った選択をすることが重要です。「安く買えたけど維持が大変」では本末転倒。しっかりと計画を立てて、快適なカーライフを送りましょう。