2025年現在、シビックタイプR（FL5）の納期は依然として長期化しています。

注文可能な販売店が限られており、抽選販売が中心のため、契約から納車までには相応の時間を見ておく必要があります。

2025年11月上旬にシビックタイプR（FL5）の受注が一部で再開したとの話がありますが、これはごく一部。
この受注におけるシビックタイプR（FL5）の納期は2026年7月〜10月といわれています。

つまり、シビックタイプR（FL5）の新規受注による納期目安としては8か月〜半年といえます。

シビックタイプRは人気が非常に高く、納期が長いことで知られています。

しかし、いくつかの工夫を行うことで、少しでも早く納車できる可能性を高めることができます。

ここでは、納期を短縮するために意識したい3つのポイントを紹介します。

複数ディーラーへの相談と情報共有

ホンダ車の販売は「ホンダカーズ」の各地域ディーラーが担当していますが、販売店ごとに割り当てられる生産枠は異なります。

そのため、1店舗だけに相談するよりも、複数のディーラーに同時に問い合わせることが効果的です。

都市部や販売実績の多い店舗では、生産枠が早めに確保できるケースがあります。

また、抽選販売を実施している店舗では、次回の募集スケジュールを事前に教えてもらえることもあります。

「購入を強く希望している」と担当営業に伝えておくことで、キャンセル発生時に優先的に連絡をもらえる可能性もあります。

キャンセル枠・展示車を狙う

シビックタイプRのような抽選販売モデルでは、購入者のキャンセルが出ることがあります。

理由は「他車への乗り換え」「ローン審査の都合」「納期の長期化」などさまざまです。

このキャンセル車両を狙うことで、早ければ1〜3か月程度で納車できるケースもあります。

販売店では、キャンセル車や展示車を再販売する際に、一般販売ではなく「紹介」や「抽選優先枠」として扱うことが多いです。

定期的に連絡を取り、販売再開や在庫情報をチェックしておくことが納期短縮の近道です。

契約後の仕様変更を避ける

契約後にボディカラーやオプションを変更すると、生産ラインのスケジュールを再調整する必要があり、納期が延びてしまうことがあります。

特にタイプRのように限定的な生産体制では、仕様変更が1回入るだけで数週間〜数か月の遅れが発生するケースもあります。

そのため、契約時にはあらかじめ装備・オプションをしっかり決めておくことが大切です。

不明点がある場合は、注文前に営業担当と細かく相談し、変更のリスクを最小限に抑えましょう。

シビックタイプRは納期が長いため、その待ち時間を有効に使うことで、納車後の満足度を高めることができます。

ここでは、納車前に準備しておきたい3つのポイントを紹介します。

保険・オプション・カー用品の検討

納車が近づいてから慌てて保険やオプションを決める方も多いですが、契約前から準備を始めておくのがおすすめです。

特にタイプRは高性能車のため、任意保険の補償内容をしっかり見直しておくことが大切です。

万が一の修理費が高額になりやすいため、「車両保険」や「対物超過修理費特約」を付けておくと安心です。

また、オプションではプロテクションフィルムやボディコーティング、ドラレコなどが人気です。

どれも納車後すぐには施工できない場合があるため、早めにディーラーへ相談しておきましょう。

駐車環境やメンテナンス計画の確認

シビックタイプRは全幅が1,890mmあり、一般的な国産車よりも車体がやや大きめです。

そのため、駐車場のスペースに余裕があるかを事前に確認しておきましょう。

また、車高が低いため段差や傾斜のある駐車場では擦るリスクもあります。

さらに、納車後のメンテナンス計画も重要です。

タイプRのような高出力車は定期点検やオイル交換を怠ると性能が落ちやすいため、メンテナンスパックの加入も検討しておくと安心です。

長く乗るための準備を整えておくことで、納車後すぐに快適なドライブが楽しめます。

納車日は嬉しさのあまり見落としがちな部分もありますが、トラブルを防ぐためにチェックしておきたい項目があります。

まず、外装のキズやホイールの状態、内装の汚れなどをその場で確認しましょう。

また、オプション装備が正しく取り付けられているかも大切です。

さらに、走行モードの切り替え方法やレブマッチシステムの使い方など、タイプRならではの操作についても担当者から説明を受けておくと安心です。

納車時の確認を丁寧に行えば、後々のトラブルを防ぐことができます。

納車までの時間は、愛車を迎える準備期間でもあります。

保険やオプションを整えたり、駐車環境を見直したりすることで、納車後の満足度をさらに高められます。

長い待ち時間を“楽しみの一部”と捉えて、シビックタイプRとの新しいカーライフを迎えましょう。